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「オオタニが今後も健康なら同じように…」“エンゼルス先輩MVP”プホルス、トラウトが語った大谷翔平評「子供の前で打撃練習させたいね」
posted2024/11/22 17:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Matt Thomas/San Diego Padres/Getty Images
プホルスが目をかけた「オオタニの特別な才能」
<名言1>
彼(大谷)には特別な才能と能力があるし、明らかに強さを持った男。
(アルバート・プホルス/Number1035号 2021年9月9日発売)
◇解説◇
2024年の大谷翔平は「打率.310、54本塁打130打点59盗塁」という凄まじい成績を残し、満票で選出された。過去2回、エンゼルス時代の21年と23年のMVPは「二刀流」という画期的な活躍があった一方で、今回は「打者専念」ながら移籍初年度のドジャースを世界一に導いたという点で価値があると言えるだろう。
その打者・大谷について、エンゼルス加入直後から熱視線を寄せていたのはアルバート・プホルスだった。
プホルスはメジャー定着した2001年、21歳ながら打率.329、37本塁打130打点の成績を残して新人王に輝くと、毎年のように30~40本塁打、3割を優に超える打率をマーク。05年、08年、09年と計3回にわたってMVPを獲得した、21世紀初頭の大打者である。
そんなプホルスは2012年からエンゼルスに所属していたが、2018年から加わったのが大谷だった。当時大谷は、シーズン開幕前のオープン戦で快音が響かず、懐疑的な目が向けられつつあった。そんな状況でもプホルスは“優しき師匠のように”見守っていたという。
だからこそだろう。大谷の二刀流が完全覚醒した2021年、シーズン途中にエンゼルスからドジャースへと所属が変わっていたプホルスは、図抜けていた「才能」を再確認するとともに、こうも話していた。
「今は強度のある健康な状態だから、マウンド上だけでなく、打席でも本当のショーヘイが見られているんだ」
「彼が今後何年間も健康な状態でプレーできるとすれば、今と同じようにできるだろう」
オールスターで唯一の2年連続MVPトラウトの大谷評
<名言2>
グレイト・ガイとは彼のことだね。
(マイク・トラウト/Number1040号 2021年11月18日発売)
◇解説◇
世界一となったドジャースには大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの「MVPトリオ」に、クレイトン・カーショーら投打にレジェンドがズラリと並ぶ。一方、昨年まで所属したエンゼルスの大看板と言えばもちろん、トラウトである。