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白鳥大珠「キック界の現状を憂える『プリンス』の本心」

posted2024/10/20 09:00

 
白鳥大珠「キック界の現状を憂える『プリンス』の本心」<Number Web> photograph by Susumu Nagao

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

PROFILE

photograph by

Susumu Nagao

 '24年10月の時点でキックボクシングは42戦、ボクシングは11戦とプロの戦績は53戦を数える。それでも、白鳥大珠の顔に大きな傷は残っていない。その理由について訊くと、白鳥は変な打ち合いをしてこなかった証と胸を張った。

「倒れるときはスコーンと大きな一発をもらうだけだったので、縫い痕はちょいちょいあるけど、余計な傷はついていないんですよ(微笑)」

 '19年には活動の拠点とするキックボクシングRISEのWORLD SERIES-61kgトーナメントで優勝を果たすなど、その実力は折り紙付き。端正なルックスで時にはモデルを務めることもあり、女性ファンも多い存在だ。しかし'20年秋以降は黒星も目立つようになり、トップ戦線から後れをとるようになった。不振の原因は何だったのか。

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