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バレーボールPRESSBACK NUMBER
「高橋藍にトスを上げてみたい」SVリーグ開幕戦を見た大学生の本音は? 不遇の時代を知る32歳柳田将洋が語る「ゴールデン生中継」の意義
posted2024/10/18 11:03
text by
米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
Kiichi Matsumoto
バレーボール国内トップリーグは、今季から「大同生命SV. LEAGUE」に生まれ変わった。前身のV.LEAGUEからスケールアップして始まった新リーグの開幕はどう受け止められたのか。後編では、生中継の映像を見たベテランや大学生の言葉から繙く。【全2回の2回目/前編から続く】
大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)のオープニングマッチとして11日に行われたサントリーサンバーズ大阪対大阪ブルテオン戦が、6526人の観客を集め、ゴールデンタイムに地上波生中継された影響は大きい。一般の視聴者に向けてアピールになったことは言うまでもないが、当事者のモチベーションにもおおいにつながったようだ。
セッター深津「普通にテレビで観ていた」
今回は他チームの開幕に先駆けてサントリー対大阪Bの開幕戦が行われたため、他チームの選手も開幕戦の中継を観ていた。
翌日、同じ東京体育館で開幕を迎えた東京グレートベアーズのベテランセッター深津旭弘は、感慨深げに言った。
「昨日は僕も普通にテレビで観ていました。これまで、日本代表の試合はテレビ中継があって、でもその盛り上がりはそのあとのVリーグには続いてこない、いまいちリーグが盛り上がっていないという状況は、昔から選手たちはずっと感じていました。でも昨日SVリーグの開幕戦が、いろいろな方々の協力があって、ああいう形で地上波で放送された。
バレーボール界がいい方向に進んでいるなと感じましたし、自分達の試合にも多くの人が来るというのはわかっていた。今日体育館に来て、昨日の盛り上がりよりあるんじゃないかというぐらいの演出を、チームとしてやってもらえたので、本当に『舞台は整った。あとは自分達が勝つだけ』という状況だと思いましたし、本当にやる気が出ました」