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「に、22歳で“永世二冠”って!」藤井聡太王位5連覇のスゴさが世間的にもっと知られてほしい…観る将マンガ家が描く将棋界エモい名場面 

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千田純生

千田純生JUNSEI CHIDA

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photograph by日本将棋連盟/Junsei Chida

posted2024/09/03 06:00

「に、22歳で“永世二冠”って!」藤井聡太王位5連覇のスゴさが世間的にもっと知られてほしい…観る将マンガ家が描く将棋界エモい名場面<Number Web> photograph by 日本将棋連盟/Junsei Chida

8月の将棋ハイライト。イラストは関連記事などからご覧になれます!

 31日に開幕した「白玲戦」では母子の健康のためにイス対局、和服非着用となりました。日本将棋連盟の羽生善治会長も「ご懐妊まことにおめでとうございます。将棋連盟としても元気なお子様が生まれるようにサポートしていきたい」とのコメントを残していて、トップ女流棋士が公私ともに充実した日々を過ごせるように願っています。

2)藤井王位22歳“永世二冠”の資格獲得がスゴすぎ

 福間女流五冠の話題で「称号」を話題に持ち出しましたが……藤井七冠も2つ目の「永世」資格を手に入れました。渡辺明九段が挑戦した王位戦七番勝負、27、28日に神戸市で行われた第5局に藤井王位が勝利して、防衛に成功。さらには同タイトル戦5連覇を達成したことで、「永世王位」の資格を獲得しました。

 今年は先だって行われた棋聖戦でも5連覇を達成して「永世棋聖」の資格を得ており、藤井七冠は22歳にして2つの「永世」称号を獲得……そもそもこれまでの「最年少の永世称号獲得」は中原誠十六世名人の23歳11カ月だっただけに、いかにハイペースかがわかります。気になったので、残り6つの「永世・名誉」など称号獲得の主な条件を調べてみると……。

・永世竜王=あと2連覇
・永世名人=あと3期
・永世叡王=あと2期
・永世王将=あと7期
・永世棋王=あと3連覇
・名誉王座=あと4連覇

 とんでもなく厳しい条件のはずなのですが、「ふ、藤井七冠なら『永世八冠』も夢ではないのでは……」という思いを強くするばかりですし、今後の快挙への先駆けになるであろう“永世二冠”の資格獲得は、世間的にもっと知られてほしいなと願っています。

 とはいえ藤井七冠ご本人は目の前の対局、一手一手に集中する姿勢は変わらないでしょう。4日から始まる王座戦、タイトル保持者と挑戦者の立場を変えて永瀬拓矢九段と再戦する番勝負だけに、目が離せなそうです。

3)アベトナ、オールスター…人気棋士が大活躍

 そのほか公式戦以外でも、今後に向けての盛り上がり要素が数多いです。

【次ページ】 3)藤井くんvs羽生さんが甲子園で⁈(イラストあり)

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