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大谷翔平30歳“スイング超進化”が200本塁打成績で判明「投手・大谷はリハビリ中だが…」エンゼルスとドジャースの6年半で打球速度も弾道も
posted2024/07/15 17:00
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph by
AP/AFLO
大谷翔平が7月13日のタイガース戦でMLB通算200号本塁打を打った。2018年のデビュー以来、809試合目、途中2度の右ひじ靱帯再建手術を受けた中での達成は見事と言うほかない。データサイト『Baseball Reference』から、大谷がMLB200本塁打を達成した時点のデータと成績で振り返ろう。
2018年以降、大谷はメジャーで5番目のホームラン数
まず、日本人選手のMLBでの本塁打数5傑。
1大谷翔平 200本(2018年~24年)809試合
2松井秀喜 175本(2003年~12年)1236試合
3イチロー 117本(2001年~19年)2653試合
4城島健司 48本(2006年~09年)462試合
5鈴木誠也 46本(2022年~24年)318試合
松井秀喜が10年、イチローが19年かけて打った本塁打数を大谷は7年で易々と抜いていった印象だ。現役では同い年の鈴木誠也が5位にいるが、2人の差は154本となっている。
以下は大谷がメジャーデビューした2018年以降、現在までの本塁打数10傑。★は2018年以前も含めたキャリアでの本塁打王回数。MはMVP。
1ジャッジ(ヤンキース)235本 748試合 ★★M
2オルソン(ブレーブス)219本 923試合 ★
3シュワーバー(フィリーズ)219本 863試合 ★
4アロンソ(メッツ)210本 778試合 ★
5大谷翔平(ドジャース)200本 809試合 ★MM
6スアレス(ダイヤモンドバックス)192本 908試合
7ラミレス(ガーディアンズ)191本 900試合
8マチャド(パドレス)189本 909試合
9アレナド(ガーディアンス)185本 897試合 ★★★
10マンシー(ドジャース)184本 791試合
10ベッツ(ドジャース)184本 829試合 M
10デバース(レッドソックス)184本 866試合
ジャッジの234本を筆頭に200本以上は5人。大谷は間違いなく、MLBトップクラスのスラッガーである。そして忘れてしまいそうになるが――その上、彼は2023年までサイ・ヤング賞が狙えそうな投手でもあったのだ。
1位のジャッジはア・リーグのヤンキースだが、2位から10位タイのベッツまではナ・リーグ。今はナ・リーグに大物スラッガーが固まっている。
同期間のプロ野球で“大谷よりHRを打っていた”2人は?
ちなみに同じ2018年から現在までの期間に、NPBではどれくらい本塁打が出ていたのか? 以下は2018年以降のNPBの本塁打数10傑。所属は現チーム。