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勝てない中日ファンの“本音”…地元アナウンサーらの証言「立浪和義が出演すると視聴率上がる」なぜ愛される?「二軍戦が異例の完売」

posted2024/05/22 06:00

 
勝てない中日ファンの“本音”…地元アナウンサーらの証言「立浪和義が出演すると視聴率上がる」なぜ愛される?「二軍戦が異例の完売」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

立浪和義監督率いる中日ドラゴンズ。チーム状況は苦しくとも、なぜ愛されるのか?

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長尾隆広

長尾隆広Takahiro Nagao

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Hideki Sugiyama

「過熱」ではない。これがドラゴンズファンの「適温」だ。

二軍戦が完売していた…なぜ?

 およそ1カ月前の4月20日(土)、午前9時37分にポストされた中日ドラゴンズ球団公式X(旧Twitter)には、「オリックス・バファローズ戦のチケットは【完売】いたしました。多くのお客様にチケットをお求めいただき、誠にありがとうございました!」(一部抜粋)とあった。

 異例の二軍戦チケット完売。当日は、人気企画ユニホームの一つで桜模様が鮮やかな「昇竜ユニホーム」を選手が着用し、限定ステッカーの配布や選手によるお出迎え、ファンクラブ入会者限定で写真撮影が行われるなど、一軍とは違った近距離で触れ合えるイベントが行われた。さらに先発は調整不足から一軍ローテを外れ、復権を狙うホープの高橋宏斗ということも関心をより高めた要因ではあるが、それでも二軍戦のチケット完売はなかなかない。球団関係者も「一軍同様、二軍のナゴヤ球場も日頃から大変多くのファンの皆様にご来場いただいていますが、チケットが完売することはほぼありません。それだけ期待をしていただいている」と感謝。ゴールデンウィーク真っ只中だった5月3~5日に開催された二軍・ソフトバンク戦でも、全て満員御礼となる大盛況だった。

 東海地区きっての人気プロスポーツチームがドラゴンズだ。無論、一軍の入場者数も好調。昨年(2023年)の本拠地入場者数は、2,183,950人(1試合平均30,333人)で、コロナ直前だった19年の2,285,333人(1試合平均31,741人)の水準に近づいている。今年も開幕してから19試合のサンプルにはなるが、本拠地・バンテリンドームの入場者は、613,296人(平均32,278人)で、19年の567,851人(平均29,886人)を1試合平均で2,300人以上も上回っている(19年は土日祝9試合、24年は土日祝が6試合と3試合少ないにもかかわらず)。球団史上初2年連続最下位の屈辱を味わっている現実以上に、愛されているという事実が偽りのない数字として現れている。

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 ここで疑問が浮かぶ。なぜファンは、ドラゴンズを愛するのか? なぜファンは、ドラゴンズを見捨てないのか?

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