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RIZINメインイベント「わずか1分43秒のKO劇」はなぜ起きた?“寝技師”ホベルト・サトシ・ソウザが中村K太郎を打撃で圧倒した理由 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byRIZIN FF Susumu Nagao

posted2024/03/31 17:00

RIZINメインイベント「わずか1分43秒のKO劇」はなぜ起きた?“寝技師”ホベルト・サトシ・ソウザが中村K太郎を打撃で圧倒した理由<Number Web> photograph by RIZIN FF Susumu Nagao

打撃で中村K太郎を圧倒したホベルト・サトシ・ソウザ(右)

「生きてる実感を得られる瞬間」

「僕はこのファイトというものが一番、生きてる実感を得られる瞬間なので。細かい反省点はありますけど、やってきたことを試せたので清々しい気持ちです。切り替えて次に向けてまた強くなれるという実感も得たので。で、この表情です」

 父はファッションデザイナーの佐藤孝信。格闘技を志しながら土木会社で働き、さまざまな資格を取ってきたという。パンクラスや海外大会を経て修斗でベルトを巻いたのは、プロ10年目のこと。それからさらに6年半が経って、佐藤の“長期戦としてのファイター人生”は今なお強度を増し続けている。 

 佐藤もサトシもタフだ。肉体的な頑丈さだけでなく格闘技に向き合う姿勢も、である。試合の勝ち負けはもちろん大きい。しかし我々が見ているのはその日、その時の勝ち負けだけではないのだ。

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