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新庄剛志監督も「プロでもトップクラスの肩」と大絶賛…《日ハムドラ2新人捕手》進藤勇也は“2年連続最下位チーム”の救世主になれるか? 

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高木遊

高木遊Yu Takagi

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posted2024/02/13 06:01

新庄剛志監督も「プロでもトップクラスの肩」と大絶賛…《日ハムドラ2新人捕手》進藤勇也は“2年連続最下位チーム”の救世主になれるか?<Number Web> photograph by Yu Takagi

ドラフト2位で上武大から日本ハムに入団した進藤勇也。大学時代から日本代表で活躍するなど大器の片鱗を見せていた

「(空振りや見逃しのストライクが取れなかった)ファウルやボールになったとき、“これでいいよ!”というジェスチャーを送りますし、野手にも“次サード行くよ!”“レフト行くよ”などと声かけをしている。相手打者のスイングや投手の球を見て予測ができています。これは言ってもできない選手はできないのですが、こちらから言わずともそこまで考えてやっています」

 状況をよく見て、狙いを持っているからだろう。新庄監督はリードに対しても「面白いですよね」と評し、理由を尋ねると「このカウントなら普通まっすぐで行くところを違う球で行ったり、教科書通りじゃないボールを投げさせたりしていて好きですね」と明かした。

称賛の声にも慢心無し…名捕手の資質は抜群

 そんな称賛の声の数々が耳に入っていないわけはないが、進藤に慢心はまったく感じられない。1月9日の合同自主トレ初日には大学4年秋より5キロ以上増やした95キロの筋骨隆々の体格で姿を現したが、このキャンプでも個別のトレーニングに時間を費やし、球場を出るのはいつも最後の方。17時を超えることが珍しくない。トレーニングについて「やらないと気が済まない。生活の一部」と平然と答える。

 開幕スタメンへの思いについて問われても「目標にしています。狙っています」と即答。

 記事で谷繁元信氏から指摘された「サインを出した後に両足のかかとを地面に着けている(かかとを浮かす習慣をつけたい)」についても「さっそくやってみています」と貪欲だ。

 2年連続最下位から巻き返しを図る日本ハムで、新人らしからぬ新人がチームの起爆剤になるか。経験を積めば積むほど味わいが増す名捕手の資質が備わっているだけに、開幕スタメン捕手どころか、チームに変革をもたらす正捕手となることも夢ではない。

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