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「ミスしたらガッツポーズ!」「いつも心は40-0!」松岡修造がテニスで世界を目指す31名の子どもたちへの熱血指導を通して伝えたいこと 

text by

福田剛

福田剛Tsuyoshi Fukuda

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photograph byYuki Suenaga

posted2024/02/15 11:00

「ミスしたらガッツポーズ!」「いつも心は40-0!」松岡修造がテニスで世界を目指す31名の子どもたちへの熱血指導を通して伝えたいこと<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

参加した子どもたちに成長のきっかけを掴んでもらいたいと松岡修造も汗を流して熱血指導

「本当に楽しかった」「将来はウィンブルドンに」

 水分休憩を挟みながら、熱血指導が続く。気がつくと予定していた2時間はあっという間に過ぎ終了時間が近づいた。締めくくりは、参加した31人全員とのラリーだ。憧れの松岡とのボールを通した対話に子どもたちも必死に食らいつく。終了の時間を迎えたとき、息の上がったキッズたちのなかに、ひときわ汗にまみれた松岡の姿があった。

 レッスンを終え、ひとりひとりに修了証を手渡した松岡は最後にこうエールを贈った。

「自分のテニスをするための、心の部分や考え方は伝えられたと思います。ぜひコートに入るときは、ワクワクした気持ちで思いっきりテニスを楽しんでください」

 今回参加した藤田愛美里さん(小学5年)は「細かい技術まで教えてもらって本当に楽しかったです」と、感想を教えてくれた。さらに柴田彩葉さん(小学5年)は「得意ではなかったボレーが好きになりました。将来はウィンブルドンに立ちたいです」、古川敦己さん(小学6年)は「松岡選手の球は重かったけど、精一杯できました。プロテニス選手になってグランドスラムに出場したいです」と将来の夢を語ってくれた。

 大切なメッセージを言葉とプレーで受け取った子どもたち。自分のテニスを磨き、いつの日か世界に羽ばたいて欲しい。

協力:株式会社ダンロップスポーツマーケティング

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松岡修造

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