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“ご意見番”武蔵丸が疑問視する、相撲界のトレンド「貴景勝はやっぱり稽古が足りない」「専属トレーナーの話ばかり聞いてちゃダメだよ」 

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武蔵川光偉

武蔵川光偉Musashigawa Mitsuhide

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posted2023/11/30 11:01

“ご意見番”武蔵丸が疑問視する、相撲界のトレンド「貴景勝はやっぱり稽古が足りない」「専属トレーナーの話ばかり聞いてちゃダメだよ」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

大相撲11月場所千秋楽、大関霧島が大関貴景勝(右)を攻める。霧島が突き落としで勝ち、13勝2敗で4場所ぶり2度目の優勝

 前半戦は、どこか余裕がある感じなんだけれど、勝ち続けて後半戦に突入すると、もう花道を歩く時から動きも鈍くなってるの。でも、この番付で2場所連続で優勝争いにからむってスゴイこと。ひたすら前に出ているし、このまま自分の相撲を取っていればOK! 脇が甘いところがあるけれど、そこらへんをこれからクリアしていけば、横綱も夢じゃないよな。

 そうそう、一言いっておきたいのが、東前頭8枚目の遠藤。もう33歳か……。新入幕で“ザンバラ髪のイケメン力士”と騒がれ、今の大相撲人気に一役買ってくれた彼も、もはやベテラン力士になったよね。5勝10敗と大負けしてしまったけれど、たぶん膝が悪いんだろうな。ちゃんと治して土俵に上がっておいでよね。彼は、無駄口はたたかずに一生懸命コツコツとやってるタイプだと見受けてる。今場所の負けも、きっとプラスにするだろうな。マイペースでやってる遠藤だから、これ以上は言わないでおくか。

 今年は、誰が優勝するかわからない場所が続いて、毎場所が面白かった1年だった。横綱照ノ富士が休場していても、それを忘れるほど大相撲ファンは楽しめたのかもしれないね。お相撲さんたちも、毎場所ドキドキハラハラしたファンのみなさまも、お疲れ様でした。また2024年初場所でお会いしましょう!

(構成=佐藤祥子)

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