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「せっかくベルトを巻いたのに」IWGP女子王者・岩谷麻優30歳の葛藤…“スターダムのアイコン”がホンネで語る「映画化と結婚願望」《特別グラビア》
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2023/11/15 17:00
女子プロレス人気を牽引する“スターダムのアイコン”岩谷麻優。30歳の現IWGP女子王座が、ベルトへの思いやプライベートについて率直に語った
もちろん、国内だけでなく海外の団体・選手も選択肢に含まれるのだろう。
「以前は撮影も含めると、1年に12回も海外に行っていた。コロナになってからは1年に1回ですよ。ただ、英語はまったく喋れないんです。『Thank you』と『Sorry』だけ(笑)。一時期、英会話の本とかも買って、移動中に読もうと思っていたんですが、まったく読む気が起きなくて。喋らなくても、ジェスチャーで通じるでしょう。今は周りに話せる選手がいるから、通訳は任せちゃう。でも、もっと頑張りたいですね。流暢に喋ってレストランで困っている人を助けられたら、すごく格好いいでしょう。そう思っているだけで、行動には移してないです(笑)。でも、もっと海外に行きたいなあ」
遅れてやってきたサウナブーム「化粧のりが…」
話題はタッグ王座に移った。岩谷は「今年中に羽南と組んでタッグのベルトを取りたいですね」と息巻いている。
「シングルの赤、白はIWGP女子を持っているからおいといて、スターダムの純正のタッグ、アーティスト(トリオ)といったチームのベルトを巻きたい。タッグリーグ(優勝は舞華&メーガン・ベーン組)で『このタッグで行ける』と思ったので。STARSはやっと羽南が飯田(沙耶)とNEW BLOODのタッグのベルトを巻いた。STARSにベルトを集めたい。FWC(コグマと葉月)と飯田の『同級生ず』がアーティストを取って、コモモ(向後桃)は欠場中ですけど、ハイスピードを狙っている。ユニット全員がベルト持って、みんなで集合写真を撮りたいですね」
最近、日常生活で起きた変化についても聞いてみた。
「サウナに行くようになりましたね。週2回。代謝がよくなりました。これまでは試合してもリングで汗をかかなかったんですけど、かくようになって。毛穴が詰まっていたのかな(笑)。肌の調子がいい。化粧のりがよくなっています。サウナは一時期流行っていたけれど、その時は時代に乗り遅れたので、『とりあえず1回行ってみよう』と。行ったらハマってしまいました。体重は5、6年キープしています。家にグダーっとしていることがなくなりました。外に出ていますね」
以前の食事は外食とUber Eatsなどの出前が中心だったが、最近では自炊も積極的にやっているという。