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「久保建英が敵地の子供にユニをプレゼント!」“愛されすぎなタケ”の神対応…「お米がパリッと」バレンシア名物パエリアも食べて撮った 

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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photograph byDaisuke Nakashima

posted2023/10/01 17:01

「久保建英が敵地の子供にユニをプレゼント!」“愛されすぎなタケ”の神対応…「お米がパリッと」バレンシア名物パエリアも食べて撮った<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

バレンシア戦では温存となった久保建英。ビルバオ戦でもゴールを挙げるなど好調だ

 個人的なことだけでなく、日本人的感覚でキレイ事をいうと〈そんな時間に、しかも平日に子供たちがサッカー見て問題ないの?!〉とも。

 スタジアムを見ている限り、スペイン人は平気で子供と観戦しているのだけれども――。

 でも一つだけ、良いこともなくはない。お昼ご飯を食べて、ゆっくりお昼寝しても充分仕事に間に合うってことだろうか。そしてキックオフの1~2時間ほど前には現地入りすることを考えると――遅いと助かることもある。

 バレンシアといえば、パエージャ(パエリア)である。お米料理ということで、日本人にも親和性が高い。

 パエージャの本場バレンシアで美味しいそれを食べるパターンは3つある。

 1:街中にある人気店は、訪れ易いし、老舗から流行の最新店まで幅も広い。

 2:ビーチ沿いの人気店は、外国人観光客などにも人気は高い、青い空と海、雰囲気は最高だ。

 3:ちょっと郊外の人気店、通いにくいが、地元の人からの口コミベースで知る情報は、百聞は一見に如かずの価値あり。外れることもあるけど……。

バレンシア風パエージャにオレンジティラミスも!

 ということで、今日は時間がある。3番の郊外パターン!

 現地同業者から聞き出したお店を試してみることに。

 とはいえ、街中からタクシーで10分強で着いたお店の入り口は、ブーゲンビリアに包まれるようにひっそりとしていた。

 前菜に干し鱈のコロッケを頂きつつ、待つこと30分ほど、大きな鍋と共にバレンシア風パエージャがやってきた。

 バレンシア風は鶏肉、うさぎ肉、カタツムリに、インゲン豆などが特徴。薄く敷き詰められたお米がパリッと炊き上げられている。出汁とローズマリーの香りが程よく広がり、ぺろっと食べ切ってしまった。

 デザートには、同じくバレンシア名産のオレンジを使った、オレンジティラミスを。エスプレッソやココアパウダーなどは使われておらず、ティラミスというよりは、クレームブリュレのオレンジケーキ風だが、美味。

 取材で訪れた当地でバレンシア料理を満喫。

 ここまで食べられたのは、21時半キックオフだからこそ、感謝感謝である。

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久保建英
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