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「久保建英が敵地の子供にユニをプレゼント!」“愛されすぎなタケ”の神対応…「お米がパリッと」バレンシア名物パエリアも食べて撮った 

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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photograph byDaisuke Nakashima

posted2023/10/01 17:01

「久保建英が敵地の子供にユニをプレゼント!」“愛されすぎなタケ”の神対応…「お米がパリッと」バレンシア名物パエリアも食べて撮った<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

バレンシア戦では温存となった久保建英。ビルバオ戦でもゴールを挙げるなど好調だ

 ソシエダ指揮官イマノルにとって、久保への休息が必要であると認識するとともに、いざという時には途中出場でもなんとかしてくれるという安心感・信頼感があっての采配でもあっただろうか。

メスタージャのベンチで久保は笑みを浮かべていた

 キックオフは、21時半。

 メスタージャスタジアムとわずか3車線ほどを隔てて、一般住宅が建っている。その車道には、チームマフラーなどが並ぶ出店が煌々と輝く。平日開催ということもあってか、スタジアムに集まるサポーターの出足はやや遅いように感じられたが、この日の観客動員数は、4万4000人超。子供サポーターも含め多くのファンが集まった。

 両チームイレブンの入場に先立ち、サブメンバーがベンチに姿を現す。

 その中には、今季初のベンチスタートとなる久保の姿があった。また久保とコンビネーションの良さを見せるブライス・メンデス、攻守の繋ぎ役スビメンディ、今季左ウイングとしてスタメンを確保しつつあるバレネチェア、またルノルマン、スベルディアのレギュラーCBのコンビの姿も撮影できた。

 久保はベンチに腰を下ろすと、オレンジのユニホームをゆったりとベンチ前に置き、そしてリラックスした様子で、ブライスらと笑みを浮かべて話をする様子が見られた。そのわずか頭上では、バレンシアサポーターの熱の入った応援が続いていた。

先制ゴールにベンチを飛び出してガッツポーズ

 試合を振り返ると――前線からプレスをかけるソシエダだったが、急造メンバーのプレスは緩い。簡単にかわされると、バレンシアに押し込まれ、GKレミロの必死のセーブで耐え忍ぶ時間が長くなる。バレンシアの攻撃には、ユース上がり20歳の若き才能ハビ。ゲラが関わり続けていた。ただ32分、バレンシアの一瞬の隙を見逃さなかったティアニーのFKに反応したCFカルロス・フェルナンデスが抜け出し、先制ゴールを決めた。

 アシストの左サイドバックの元には、右サイドバックのトラオレが真っ先に駆けつけ祝福する姿が印象的に残り、またベンチからも選手たちが飛び出しゴールを祝った。その中には久保の姿もあり、ガッツポーズ。そして拍手を送る姿を撮影できた。

【次ページ】 子供ファンにユニをプレゼントする姿も

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