ラグビーPRESSBACK NUMBER
「便座がない」「パンで娘の歯が…」ラグビーW杯でフランス滞在、山田ローラ・章仁夫妻の“子連れ観戦記”「スタジアムでのペットボトル事件」
posted2023/09/28 17:06
text by
荘司結有Yu Shoji
photograph by
提供:山田ローラさん
◇◇◇
――W杯フランス大会に家族みんなで向かうことは前々から計画していたのでしょうか?
山田ローラさん(以下、ローラ) そうですね。春先にはみんなで行こうかと話をしていたら、ありがたいことに夫の現地での仕事も色々と決まっていって。パリ滞在中は凱旋門の近くのウィークリーマンションを借りて暮らしています。彼は仕事で留守にしていることも多いのですが、その間は私が子どもたちと観光に出歩いているので楽しく過ごせていますね。
――まだ幼い4人のお子さんを連れての海外観光はなかなか大変なのでは……?
子連れでのパリ観光はこんなに大変!
ローラ フランスはあまりバリアフリーが進んでいないのでとても大変ですね(笑)。初めは地下鉄で移動していたのですが、階段があまりにも多くて、とてもひとりじゃ無理だとギブアップしました。それからは歩いていける場所や、タクシーでパッと行き来できる範囲でまわっています。
――SNSにはお子さんたちとルーブル美術館を回る様子もアップされていました。現地のメジャーな観光施設もバリアフリーではないそうですね。
ローラ そうなんです! ルーブル美術館なんて、世界中の人が来るから絶対にバリアフリーになっていると思っていたのですが……。館内はすごく広いのでスムーズに回れるように、事前にマップをチェックしてルートを決めていたのですが、いざ行ってみるとエレベーターがことごとくメンテナンス中で使えなくて。でも双子たちが色々と助けてくれて、周りの人たちもベビーカーを運んでくれたので、とてもありがたかったですね。ルーブルに行く前にドキュメンタリーで予習したからか、子どもたちもまったく飽きずに、結局6時間くらい見て回りましたね。山田は長く歩くのが苦手なので、「俺は行かなくてよかった」と(笑)。