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スポーツ百珍BACK NUMBER
大谷翔平グッズ収集で総額2500万円超え! ボール、ロジン、兜まで…大谷を“好きすぎる”越谷の歯医者が語る「待合室を“ショールーム”にした理由」
posted2023/09/04 11:01
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph by
Takashi Shimizu
3月から連日のように話題となる大谷翔平の活躍。そんな大活躍の1年において、ある場所がテレビのワイドショーなどで話題になった。
「なんで歯科なのに……こんなに大谷グッズがズラリと揃っているの?」
その場所は大谷の出生地である岩手県奥州市でも、プロ野球選手としての第一歩を刻んだ日本ハムのある北海道でもない。埼玉県越谷市にある「かみむら歯科・矯正歯科クリニック」というところである。一体なんでそんなことになったのか……話を聞かせてもらいつつ、クリニックの全体の様子を見せてもらえませんか? そう聞くと先方からは「いいですよ」と二つ返事でOKが出た――。(全2回の第1回/続きは#2へ)
そろいもそろった大谷グッズ
最寄りの越谷レイクタウン駅から車で5~10分ほど行くと、クリニックの建物が見えてくる。遠目から見る限り、広めだけど普通の歯医者さんかなあ……と思っていたら、窓越しから大谷のグッズがチラホラと見える。そして正面入り口から入って右手を見ると、5、6mほどあっただろうか。3段構造のショールームにズラッと大谷グッズ、大谷関連の雑誌が並んでいる。
「ようこそいらっしゃいました!」
と迎えてくれたのは同医院の理事長である上村英之さん。まずはそろいもそろった大谷グッズを見ていこう。
あの兜も展示
大谷が試合で実際に使用したバット(ボールの跡がついていたりする)にオールスターで着用したヘルメット、大谷のボブルヘッド人形にスターティングメンバー表、そしてホームランパフォーマンスに使われている“あの兜”も「鹿児島県の制作会社の社長さんが来られて、寄贈してくださった」とのこと……もうここはエンゼルスタジアムのベンチか、それとも大谷のロッカールームか、という状況である。
「いやあ、大谷選手の活躍には毎朝のように心が躍りますよね。アマチュア時代、日本ハム時代から存在は知っていましたが、熱心になったのはメジャーリーグ移籍以降です。特にコロナ禍で世の中が疲弊していた時は、唯一の光明と言っていいほどの活躍でしたよね。ロサンゼルスで学会がある際は、エンゼルスタジアムに足を運んで観戦することもあるんですよ」
理事長がグッズ収集をはじめたキッカケ
理事長が熱心な大谷ファンであることは、これだけのグッズ数と熱弁でよく分かった。しかしこれだけグッズを集めて、医院内に飾るきっかけになったものって、なんなんだろうか?