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中日・根尾昂の「今季初先発」はなぜ5月末までずれ込んだのか…修正された「育成計画」と天才の現在地

posted2023/05/31 11:02

 
中日・根尾昂の「今季初先発」はなぜ5月末までずれ込んだのか…修正された「育成計画」と天才の現在地<Number Web> photograph by SANKEI SHIMBUN

5月18日のウエスタンリーグ・阪神戦に登板した根尾

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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SANKEI SHIMBUN

 一時的に出航を見合わせていた船舶が、いよいよ汽笛を鳴らしたというところだろう。あるいは東京中日スポーツの見出しにあるように「再出発」という表現が妥当なのか。

 5月27日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ球場)で、中日の根尾昂が今シーズン初めて先発マウンドに上がった。結果は5回3分の1を被安打5、奪三振3、与四球2の1失点。勝ち負けはつかず、79球だった。

プロ5年目、根尾の現在地

「収穫は多かったです。5回まで投げたというのもそうですし、球数を投げないとわからない部分も正直あったので……」

 根尾はそう振り返った。

 片岡篤史二軍監督も「今日に関しては球数、イニングを投げられたことが収穫」という評価だった。いずれも「収穫」という言葉を口にしたところに、根尾の現在地が表れているのかもしれない。

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