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[韓国の重要人物]エドマン「日韓戦はワールドシリーズか」
posted2023/03/10 09:02
text by
ブラッド・レフトンBrad Lefton
photograph by
Yukihito Taguchi
母が韓国出身の韓国系アメリカ人の俊足好打の二塁手は、'21年にゴールドグラブ賞に輝くなど、守備力の評価も高い。WBCでは14年ぶりとなる直接対決で、日本の脅威になりそうだ。
「正直、分からないよ。セカンドかショートだろうと思うけど、どちらかまだはっきり言われていない。でも全然気にしないよ、両方の準備をこなしている」
トミー・エドマンがさり気なく言った。
ミシガン州デトロイト郊外で生まれた彼は、WBCで初の韓国系メジャーリーガーとして同国代表入りを果たした。
フロリダ州ジュピターにあるセントルイス・カージナルスのキャンプ地。厳しい日差しの中での練習終了後に話を聞いた。韓国代表に合流するためソウルへの出発日が近づいているが、ポジションがまだはっきり分かっていないという。しかし彼は気にも留めていないようだった。
メジャー5年目を迎える27歳は、これまでピッチャー、キャッチャー、ファースト以外の全6ポジションを守っている。ルーキー時代の'19年には、サードを中心に5ポジションに就き、翌'20年は外野を中心にプレー。そこにショートも加わった。
その年のオフに球団は2年連続ゴールドグラブ賞に輝き、7年間セカンドに定着していたコルテン・ウォンのオプションを行使せず手放した。代わりにセカンドを任せたのは、まだ29試合しかスタメン出場経験のないエドマンだった。その彼も'21年にはゴールドグラブ賞を初受賞した。