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鈴木誠也(28歳)は現在106キロ、ユニフォームは“パチンパチン”に肉体改造していた! 侍ジャパン合流直前、現地で本人を直撃して聞いた話
posted2023/02/25 11:01
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph by
Getty Images
メジャー2年目のキャンプイン。なのに鈴木誠也は言った。
「今はWBCのことしか頭にないので。なるべくそこに早く合わせられるようにしっかりやっていきたい」
公式戦開幕でも長いシーズンでもない。照準はWBC。思いのほどは熱かった。
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「なるべく早く(日本へ)帰れるようにしたい」
鈴木は遠いアリゾナの地から、宮崎合宿の様子を動画配信でチェックしているという。同じアリゾナで調整する同級生の大谷翔平と連絡を取り合い、日本にいるダルビッシュ有ともコミュニケーションをはかっている。米国でのメジャーキャンプ初日でありながら、鈴木の心はすでに侍合流へと飛んでいた。
体重106キロ、ユニフォームは“パチンパチン”
2年目の変化。上半身も下半身もたくましさを増した体には驚かされる。ユニフォームは“パチンパチン”ではちきれんばかり。体重は昨季終了時より10キロ増の106キロ。胸板も上腕も腰回りも太腿もムチムチだ。
「トレーニングしていたら勝手に増えちゃいました」
ジョークで笑わせたが、体重増には彼なりの明確な狙いがある。デービッド・ロス監督が説明した。
「彼は2年目に向けてオフシーズンに優先的に体重の管理に取り組んできた。体重増はストライクゾーンをコントロールすることにとても効果的だと思う。加えて全方向へ打つパワーをより得たし、四球を得ることにもつながる」
体重増だけでなく、打撃ではタイミングの取り方も変えた。昨季は左足をあげたり、ノーステップ気味にしてみたりと試行錯誤が続いたが、今は一貫して左足の上げ幅を極めて小さめにして打っている。