川北　会ってもないです。ファイナリストの発表のときも、誰も僕のところに近寄ってこなかったですから。みんな冷たいです。令和ロマンくらいですね。声をかけてくれたのは。

「いや、M-1は怖いですね」

――最終的には前大会は6位で、今大会は5位。順位は1つあがりました。

川北　でも、前大会の方がおもしろかったかもしれないですね。一昨年の方がどの組もウケていた印象がありましたから。ウケなかったの、最終決戦のオズワルドぐらいだったんで。去年は（7番手の）ダイヤモンドさんがウケなかったんで、あそこでテンションが下がったな。

ガク　点数発表のとき、野澤（輸出）さんのすごい顔を見た。

川北　あんな顔、見たことなかったんで。いや、M-1は怖いですね。

――野澤さん、ずっと口を開けていましたよね。あまりにも点数が低かったので……。そのダイヤモンドさんとは、お正月、一緒にラジオをやっていましたよね。

川北　毎年、ダイヤモンドさんにはゲストで来てもらってるんです。

――凹んでいる様子でしたか。

川北　本当には凹んでないと思うんですけど、もっと本当には凹んでいると思います。野澤さん、松本さんのことが本当に大好きなんで。その松本さんに僕らよりも低い87点を付けられてしまいましたから。終わっちゃいましたね。かわいそうです。

ガク　終わってないです。

――もう今年のM-1に向けて動き始めているのですか。

川北　すいません……。まだちょっと今年のことを考えられる状態じゃないんで。

ガク　なんか、いい感じの言い方してるけど。

――川北さんの言葉は、ときどき、どれくらい真に受けたらいいのかわからなくなりますよね……。

川北　すいません。ほんと、考えられる状態じゃなくて。

ガク　何かありげな言い方してるけど、考えてないだけだから。状態じゃないとかじゃないから。

＜#1、#2から続く＞

（写真＝橋本篤）

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大吉先生から“お叱り”「時間オーバーじゃなければ96点だった」真空ジェシカが語る、M-1のウラ側「オズワルドがいると楽屋の空気が悪くなる」