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下部ツアーで3年ぶり優勝の綿貫陽介。コロナ禍の苦悩で見つけた強さ。

posted2022/12/08 07:00

 
下部ツアーで3年ぶり優勝の綿貫陽介。コロナ禍の苦悩で見つけた強さ。<Number Web> photograph by Akira Ando

兵庫大会で3年ぶりにチャレンジャーを制し、ランキングは173位(11月21日付)へ。自己最高の171位に迫った

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秋山英宏

秋山英宏Hidehiro Akiyama

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Akira Ando

 その才能には錦織圭も太鼓判を押す。「サーブとフォアは僕よりいい」。こんな言葉で綿貫陽介を褒めたことがある。ボールをクリーンに捉える能力はピカイチ。時にファーストサーブより速いセカンドサーブを打つのは、自信があるからできる芸当だ。

 18歳の時に全米オープン・ジュニアで4強入り、全日本選手権も優勝した。四大大会の本戦に定着してもおかしくない逸材にしては、現在の世界ランク173位はもの足りない。「結果を出すことを含めて才能」、日本のナショナルチームを指導するコーチの言葉だが、綿貫も恵まれた潜在能力を生かしきれていない選手の一人だった。

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