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高橋大輔「『オペラ座の怪人』が大好きすぎるので…」新フリーで挑戦を続ける“かなだい”の現在地「3シーズン目もやって良かった」 

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田村明子

田村明子Akiko Tamura

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photograph byAsami Enomoto

posted2022/11/23 06:00

高橋大輔「『オペラ座の怪人』が大好きすぎるので…」新フリーで挑戦を続ける“かなだい”の現在地「3シーズン目もやって良かった」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

NHK杯FDの演技を終えた直後の村元哉中と高橋大輔

高橋が明かした、「現役を継続した理由」

 昨シーズンのモンペリエ世界選手権を終えた時点で、高橋は現役続行を明言しなかった。それを正式に発表してファンたちをほっとさせたのは、その2カ月後の5月27日のことだった。

 彼の中で、何か現役続行の決心をつけるきっかけがあったのか。

「アイスダンサーになってからすぐコロナがはじまって、最初の年はほとんどコーチから直接指導を受けることがかなわなかった。先シーズンがワンシーズンという感覚で、自分の中で足りてないなという気持ちが強くて……」と説明する。

「スタート遅かったんですけど、スケートアメリカ、NHK杯と終えて色んな方の評価を受けて、本当に3シーズン目やってよかったなと思います」と笑顔を見せた。

 二人の今シーズンの目標は、まず全日本選手権で優勝すること。それが達成できたなら、恐らく四大陸選手権、世界選手権に出場することになる。だがその先のことは、現時点ではまだわからない。

 今季のスケートアメリカでは、カナダのペア選手で39歳の女性が2位に入って話題になった。自身の見通しについて聞かれると、「どうなんでしょうね……フフフ」と笑った高橋。「まあ数字は気にしないようにしましょう」と話題を切り上げた。

 先シーズンから今シーズンの彼らの進化を見ると、のびしろはまだまだある。二人のこれからのさらなる成長を、楽しみに見守っていきたい。

(撮影=榎本麻美)

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