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「ユートといえば合宿中のヨガ!」「スペインは化物だったけど…」長友佑都の戦友DFが語る“インテル友情ウラ話とW杯番狂わせ秘策”とは
posted2022/11/23 11:03
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph by
Kiichi Matsumoto
34歳で引退した元イタリア代表DFアンドレア・ラノッキアに直撃したロングインタビュー。第3回はインテルで“同期生”だった長友佑都へのエール、そして日本代表が同組に入ったW杯優勝国ドイツ、スペイン攻略へのヒントを教えてもらった(全3回/#1、#2も)。
「俺は他の皆より走らないといけない」と言いながら
――開幕目前のカタールW杯について、インテル時代の同僚DF長友佑都が、日本代表として4度目の大会に挑みます。あなたと長友は、ともに11年1月にインテルへ入団した“同期生”。7年間在籍した彼との逸話にはこと欠かないでしょう。
「ユート(佑都)は最高だった! あんなに練習熱心な男は見たことないよ。通常の練習メニューの前も後も、ジムで汗を流してた。『俺は他の皆より走らないといけない』と言いながら、いつも自ら課した個人メニューを走り込んでいた」
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「長いこと、合宿や前泊で同室だったからね。入団したばかりの頃、ユウトはしきりに何か話しかけてくれたんだけど、困ったことに何言ってるかさっぱりわからない! 仕方ないから他のチームメイトを呼んで、“ナガトモ連想ゲーム大会”だよ(笑)。少し時間がかかったけれど、その後イタリア語が上達してくれて助かったな。
ロッカールームでもいつも皆を笑わせてくれて、最高のムードメーカーだった。お笑いの相方は最初がマテラッツィ、次がカッサーノ。ロッカールームで長友のスパイクを隠しておくのが、カッサーノの定番イタズラだった。……そうそう、ユートといえば合宿中のヨガ教室! 皆、最初は半信半疑なんだけど、結局興味津々でやるんだよ」
「ユートはすぐにピッチの内外で賢いやつだということを証明して、皆の信頼を得た。インテルを退団した後もマルセイユやガラタサライみたいな強豪でプレーしたし、一流のキャリアを送ってると思うよ」
長友によく日本人選手のことを聞いていた
――ボローニャでプレーしていたDF冨安健洋を覚えていますか?
「もちろん。冨安にとどまらず、日本人プレーヤーは総じて目標に向かって忠実で真面目だという印象がある。サンプドリアでプレーしていた吉田(麻也)もそうだったね。冨安はとても集中してプレーしていた記憶がある」