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「ユートといえば合宿中のヨガ!」「スペインは化物だったけど…」長友佑都の戦友DFが語る“インテル友情ウラ話とW杯番狂わせ秘策”とは 

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弓削高志

弓削高志Takashi Yuge

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2022/11/23 11:03

「ユートといえば合宿中のヨガ!」「スペインは化物だったけど…」長友佑都の戦友DFが語る“インテル友情ウラ話とW杯番狂わせ秘策”とは<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

ラノッキアがインテルで共闘した長友佑都。カタールW杯での活躍をラノッキアは心待ちにしている

「セリエAでプレーしたということは、戦術を理解してどう実践するか、相当の経験を得たということだね。イングランドではスピードやフィジカル、オープンに試合をすることが重要視されるけれど、イタリアでは事前に対戦相手の戦術研究を突き詰めるのが普通だ。チーム全体に守備意識があるのが前提で、センターバックの能力や出来はチームの鍵になる」

「長友によく日本人選手のことを聞いていた。彼らは自分のベストを尽くすために、毎日決まった時刻に適切な食生活を心がけ、毎晩きちんと睡眠をとる。それをずっと続けられるとね。目標や課された役目への責任感、自制心には敬服する」

ドイツは対戦相手としては厄介すぎる

――日本代表はW杯でドイツとスペインという強敵と対戦します。イタリアは両国と歴史的ライバル関係にあり、あなたも代表時代に2カ国と対戦経験がある。まずドイツと対戦するにあたって、どういう心構えで臨むべきでしょうか?

〈16年3月29日 ドイツ対イタリア 4-1(ミュンヘン)※イタリアは3-4-3の実験的布陣で臨んだが、脂の乗ったブラジルW杯王者から完全に突き崩され惨敗を喫した〉

「今のドイツ代表は世代交代を進めて、若い選手が多く加わった。とはいえ、トップクラスの強豪国であることに変わりはない。対戦相手としては厄介すぎる。ドイツはフィジカルで押しながらポゼッションサッカーもこなせる稀有なチームだ、初戦の対戦相手としては厄介すぎる。もし、付け入るスキがあるとすれば、代表経験の浅い新しい選手たちが穴になるかもしれない。個人的には絶対に倒せない相手ではないと思う」

――ミュンヘンでの試合では、後半のFKの場面でファーサイドに飛び込んで惜しいボレーシュートを打ちましたね。

「ミートはしたけど、残念なことに枠に飛ばなかった(苦笑)。とにかくドイツは危険な相手だよ」

“化物みたいに強かった”スペインに勝てたワケ

――少し古い話になりますが、日本が3戦目で当たるスペインにあなたは勝った経験がある。

〈11年8月10日 イタリア対スペイン 2-1(バーリ)※南アフリカW杯を制した無敵艦隊相手に中盤から前で果敢につないで競り勝った。ラノッキアは右CBとしてキエッリーニと組み、4バックを統率した〉

【次ページ】 元インテル主将は日本人を気さくに迎え入れてくれるはず

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