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菊花賞の本命も穴馬も、“春クラシック出走の3頭”は外せない? アスクビクターモアは「長距離で花開く」と調教師も確信 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2022/10/22 17:03

菊花賞の本命も穴馬も、“春クラシック出走の3頭”は外せない? アスクビクターモアは「長距離で花開く」と調教師も確信<Number Web> photograph by Photostud

セントライト記念を勝ったガイアフォースと2着のアスクビクターモア。菊花賞でも1,2番人気になることが想定される

大混戦から抜け出す馬は…

 ◎アスクビクターモア

 ○ジャスティンパレス

 ▲ガイアフォース

 ジャスティンパレスとガイアフォースを管理する杉山調教師は、中学3年生だった1996年、武豊が騎乗したダンスインザダークの菊花賞をテレビで見て、競馬に関わる仕事に就こうと決めたという。また、武宏平厩舎の調教助手だったときに携わったスリーロールスが2009年の菊花賞を勝ったことで調教師への道を志したというから、つくづく菊花賞に縁がある。ジャスティンパレスがダンスインザダークと同じ17番枠、ガイアフォースがスリーロールスと同じ1番枠を引いたのも何かの暗示か。トライアルをダブル制覇した勢いで、秋華賞の高野友和厩舎のワンツーにつづく親子丼、というシーンも十分ありうる。

 混戦のときほど、「終わってみれば春の二冠両方に出ていた馬のワンツーだった」とか「終わってみれば2週連続の親子丼だった」、「終わってみればディープ産駒だった」といったように、「終わってみれば簡単だった」という結末になるものだ。

 ほかにも見落としている「終わってみれば」があるかもしれないが、アスクビクターモアの単複と、この馬を軸にした馬連を買ってみたい。

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