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「中山隊長ゴンゴール!って今も歌えちゃう」東京五輪の卓球金メダリスト・水谷隼が明かす磐田仕込みのサッカー愛 

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2022/09/27 11:00

「中山隊長ゴンゴール!って今も歌えちゃう」東京五輪の卓球金メダリスト・水谷隼が明かす磐田仕込みのサッカー愛<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

混合ダブルスでの金メダルなど東京五輪の活躍も記憶に新しい水谷さんは、磐田で育った筋金入りのサッカーファンだ

水谷 実は僕らと中国の距離は、みなさんが想像している以上に離れているんです。卓球で日本が中国に勝つのをサッカーで例えるなら、ドイツに5点差をつけて勝たなきゃいけないくらい難しいんです。奇跡が1回、2回起きただけではどうしようもなくて、4ゲームとらないとダメですから。東京五輪で金メダル? あれは新種目の混合ダブルスですから、ちょっと話が違うというか(笑)。

 もちろん、サッカーの世界でも強豪に勝利することは決して簡単なことではないと思いますが、過去のW杯で起こった様々な波乱を考えると、何が起こっても不思議じゃない。ドイツ、スペインにも勝つ可能性はあると思います。先に1点獲れたら本当にチャンスですよね。勝っていれば優位に作戦を進められますから。初戦の先制点がW杯のすべてを変えるのではないかと僕は予想しています。

 そういえば今大会はネット配信で全試合視聴できるんですよね。スマホなら外出先やどこにいても見られるのですごくうれしい。よくABEMAでMリーグを見ているんですが、この秋はW杯もMリーグも見たいと思います!(笑)

必要なのは「強い気持ち」

――オリンピックを4度も経験されている水谷さんだからこそ、W杯を控えた選手の気持ちをよく理解できる部分もあると思います。選手たちにエールを送るならどんな言葉をかけたいですか。

水谷 サッカー選手である以上はW杯で活躍することが一番の目標でしょうし、選手みなさんがベスト4や優勝を目指して頑張っていると思います。卓球も昨年の東京五輪まで一度も金メダルを獲っていませんでしたが、「五輪で金メダル」と言い続けて20年ぐらい経って、ようやく成し遂げることができました。自信を持って、「優勝できる」というくらいの強い気持ちでぜひ臨んでほしいですね。

(構成=石井宏美)

水谷隼(卓球)(みずたに・じゅん)

1989年6月9日、静岡県生まれ。北京から4大会連続でオリンピック出場。リオでは日本人初のシングルスメダリストになり、東京大会の混合ダブルス金を含めて、合計4つのメダルを獲得した。

 


 

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