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プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
「もし双子じゃなかったら…」“スターダムの女子高生3姉妹”の末妹・妃南15歳に聞く「姉たちに伝えたいこと」《特別グラビア》
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2022/08/25 11:02
15歳の妃南はスターダムに所属する3姉妹の末妹。双子の姉・吏南、長姉・羽南との関係や、プロレスラーとしての目標を語った
「もし吏南と双子じゃなかったら…」姉に伝える感謝
よく双子は「相手の考えていることがわかる」とか「遠くにいても存在を感じる」と言われるが、妃南と吏南の場合はどうなのだろうか。
「考えていることが似ているとは思わないです。周りの人からは言われるけれど、私はそうは思っていません(笑)。吏南はチャラチャラしているように見えるし、反抗期っぽいところもあるんですが、さりげなく私を優先してくれている時がある。生まれた時間はたった4分差、それでもやっぱりお姉ちゃんだな、と(笑)。今は違うクラスですけど、もしかしたら高校でも一緒のクラスになるかもしれないなぁ……。
とにかく吏南に関しては双子、双子と言われますけど、マジで似てないです。本当に双子なのか疑うレベルで似ていない(笑)。まだ羽南のほうが似ているって言われますね。吏南はどちらにも似ていない」
ちなみに、食べ物の好みは全く違うという。
「吏南は好き嫌いが多いんです。エビ、カニなどの海鮮ものがダメ。お菓子でもグミやガムもダメ。私が嫌いなのはニンジンだけですけど、食べようと思えば食べることはできる。味の“濃い・薄い”の好みも違う。一緒にオムライスを食べていて、吏南の余ったのを食べようとしたらケチャップでいっぱいになってたり(笑)。お母さんが大変ですよね。すこしでも嫌いなものを出したら、吏南が拗ねちゃうので」
普段は絶対に言わないだろう2人の姉へのメッセージを、特別に聞いてみた。
「わー、いっぱいある(笑)。吏南はみんなの前だとチクチクしていて、『姉妹なんて嫌いだよ』みたいな感じですけど、ふとした瞬間に優しかったり、すごく困っているときに助けてくれたりします。照れ隠しで言葉にはしないけれど、ありがたいなと思う。たぶん吏南と双子じゃなかったら、こんなに友達もできなかった。吏南経由で友達になることが多かったので、感謝しきれないくらい感謝しています。
羽南とはいつも一緒にいることが多くて、よく話しますね。一番うれしいのは『これ買って』って言ったら、すぐに買ってくれること(笑)」
話を聞けば聞くほど「仲良し姉妹」という印象を受けるが、そんな姉たちにも“注文”はあるようだ。
「2人には使ったものは片づけて、整理整頓してほしいなぁ。自分の部屋はいいとして、リビングとかみんなが使う場所はきれいにしてほしい! 普段は言うと喧嘩になっちゃうので、あまり言いませんけど(笑)」