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162と502。二刀流の大谷が史上初の快挙へ視界良好。
posted2022/08/08 07:00
後半戦の初戦となったブレーブス戦に先発した大谷。6回まで1安打も7回に崩れ、6失点で今季5敗目を喫した
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四竈衛Mamoru Shikama
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Getty Images
「二刀流」でフル稼働を続けるエンゼルス大谷翔平が、また新たな前人未踏の偉業を視界に入れ始めた。7月22日のブレーブス戦に先発し、その時点での規定投球回に到達。今後もローテーションを守り続ければ、「162回」のシーズン規定投球回をクリアする可能性が膨らんできた。
昨季は打者として639打席に立ち、メジャー4年目で初めて「502」の規定打席を上回った。規定投球回と規定打席のダブルクリアは、1900年以降の近代野球ではベーブ・ルースも達成しておらず、大谷が到達すれば史上初の快挙となる。
投手の分業が細分化される近年、規定投球回に到達することは決して簡単ではない。昨季のメジャー全体での到達者はわずか39人で、日本人ではダルビッシュ有(パドレス)だけだった。過去数年は、先発ローテ6人制が広がり、救援投手が先発する「オープナー」「ブルペンゲーム」を挟むなど、投手の負担軽減が重視されるようになり、よりハードルは高くなっている。
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