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大谷翔平「僕は羽生(結弦)世代ですって」「僕がダメだったとしても次の子どもが…」人気者が語るスター性〈球宴で初安打→牽制死〉
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2022/07/20 17:03
大谷翔平はかつて、同い年である羽生結弦について言及していたことがある
大谷を突き動かすのは、ホームランを打ちたい、あのフェンスを越えられるようになりたい、速いボールを投げたい、そんな子どもの頃から変わらない純粋な向上心だ。それを達成した時に得ることができる、嬉しい感覚と高い志。それが、メジャーでも特異な存在感を放っている理由の1つである。
<名言3>
僕がダメだったとしても、次の子どもが出てきてくれればそれでいいんです。
(大谷翔平/Number948号 2018年3月15日発売)
◇解説◇
2018年、大リーグ1年目を迎えるにあたっての発言。今年のオールスターではネクストバッターサークルで子どもファンのサイン攻めに応じる姿もあったが——大谷が次世代の希望になっているのは確か。
日本ハム入団時から「2つなんてできるはずがないのに、なぜやるんだ」という声を受け続けても、自分の挑戦が野球少年にとっての壮大な夢になる——そんな覚悟を持って大谷は野球に向き合ってきた。とはいえ「もちろん、1人目としてやるからには頑張りたいと思ってます」とも意気込んでいた。
その言葉通り、打てばホームラン、投げれば奪三振とメジャーでも二刀流が通用しているのだから、大谷の潜在能力は計り知れない。
“羽生世代”ですって。これは真面目な話です
<名言4>
いやいや、だから僕は“羽生世代”ですって。これは真面目な話です。
(大谷翔平/Number900号 2016年4月14日発売)
◇解説◇
鈴木誠也、高木美帆、南野拓実、萩野公介、奥原希望に桃田賢斗……1994年生まれには競技の枠を超えて一流アスリートが多い。その中でも特大の輝きを放っているのが、大谷翔平と羽生結弦だ。
その世代論について、大谷が2016年春、日本ハム所属時に語っていたことがある。