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《特別グラビア》スターダム林下詩美が語る“女王ではない今”の自由さ…話題の“中野ぅたみ”も登場「かわぃぃことしかとりぇがなぃんですぅ」 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2022/05/14 17:01

《特別グラビア》スターダム林下詩美が語る“女王ではない今”の自由さ…話題の“中野ぅたみ”も登場「かわぃぃことしかとりぇがなぃんですぅ」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

スターダムの林下詩美と、話題の別人格・中野ぅたみによる特別グラビアインタビュー

お手本にしたのは、Snow Manの宮舘涼太

 ベルトを巻く数カ月前から、所属ユニットQueen's Quest(QQ)のあり方を模索する中で格好のお手本に出会ってもいた。ジャニーズのアイドルグループ・Snow Manの宮舘涼太だ。

 宮舘の「セクシー ロイヤル 美しく」に倣って、林下は「クールにロイヤル美しく」を標榜。単に宮舘のファンというだけでなくレスラーとしての指針にしており「特に入場の時は目線や指先の動きまで意識してますし、宮舘さんを参考にしました」と林下。“カッコよさ”に男女の違いを感じてもいない。

重圧からの解放「今はいろいろ自由ですね」

 12月29日の両国国技館大会で朱里に敗れ王座陥落。ただ“丸腰”になってからの闘いを見ても、選手としてランクが下がったような感じはしない。林下自身も「ベルトを失っただけって言うと変ですけど、弱くなったつもりはないので」と言う。とはいえ現王者の朱里も存在感を発揮しており、それだけスターダムのトップ戦線が充実しているということになる。

 その一方で、ベルトの重圧から解放されたという面もある。チャンピオンの時は常に「気を張っていた」そうだ。

「今はいろいろ自由ですね。チャンピオンの時は、入場の時にニコニコしながらファンに手を振ることなんてなかった(笑)。ファンの方の応援ボードとかうちわ、よく見えるんですよ。“恥ずかしくて”みたいな方もいるんですけど、どんどんやってほしいです。こっちもテンション上がりますから」

「カッコよく切って」「じゃあホスト手前くらいまで」

 3月の両国国技館大会では、同じQQの上谷沙弥から挑戦者指名を受け、“白いベルト”ワンダー・オブ・スターダムを争って敗れた。1年前の日本武道館では上谷が赤いベルトに挑戦しているから、立場が逆になったわけだ。それも新鮮だったし「自分が“白のチャンピオンになったらどう見せていくか”と考えたりもしましたね」。

 まだキャリア4年目、経験していないことはたくさんある。心機一転で髪も切った。もともと短くしたかったそうだ。ロングヘアーは“赤の女王”によく似合っていたが、ベルトを失って「なりたい自分に近づくチャンス」だと思った。美容院で「とにかくカッコよく切ってください。あとイメージカラーが赤なのでちょっと(色を)入れてもらえれば」とオーダー。美容師も「じゃあホスト手前くらいまで」とリクエストに応え、その髪にスーツ姿で記者会見に出たら、自分から見ても「ただのイケメン」が完成したのだった。

【次ページ】 いつの間にか憑依した別人格“中野ぅたみ”の真相

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