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羽生善治九段(51歳)歴代1位の連続記録がこんなに…あらためて調べたらスゴかった「それでも更新不可能そうな大山康晴の大記録とは?」

posted2022/04/21 11:03

 
羽生善治九段(51歳)歴代1位の連続記録がこんなに…あらためて調べたらスゴかった「それでも更新不可能そうな大山康晴の大記録とは?」<Number Web> photograph by KYODO

羽生善治九段。1985年に四段昇段。1993年から29年間、A級に在籍。今年度は30期ぶりにB級1組で指す

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相崎修司

相崎修司Shuji Sagasaki

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 第80期A級順位戦で、羽生善治九段は1993年から29期(名人在位含む、以下同)守ったA級から陥落した。将棋界のトップ10ともいえる順位戦A級の地位をもっとも連続して長く守ったのは大山康晴十五世名人で、なんと44期。69歳で亡くなるその時まで、常にA級に在った。以下、谷川浩司九段の32期、升田幸三実力制第四代名人の31期が続く。羽生の29期は中原誠十六世名人と並び、連続記録としては第4位タイとなる。

 A級在位記録以外にも、羽生が更新できなかった連続記録はいくつかある。例えば、藤井聡太竜王が29連勝を達成したのは2017年だが、それ以前の公式戦連勝記録は神谷広志八段が1987年に達成した28連勝。そして羽生の最多連勝は92年の22連勝(歴代4位タイ)である。

 また大山の大記録としては、全タイトル戦連続出場がある。文字通りその時代に行われているタイトル戦番勝負にすべて出続けるというものだ。大山の記録はなんと50期、年数に直すと10年である。羽生は23期、3年で、この部門ではいずれも大山に続く2位だ。時代背景が違うので同一視はできないが、この記録はもっとも更新不可能なものではないだろうか。

羽生九段の歴代1位の連続記録は?

 もちろん、羽生が歴代1位の連続記録も多々ある。

【次ページ】 羽生九段の歴代1位の連続記録は?

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