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プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
「私、学校では暗いんで…」妹思いの“現役女子高生ファイター”羽南が明かす「進路がプロレスラーになった日」《特別グラビア》
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2022/03/24 17:01
現役女子高生レスラーの羽南は、3月26日の両国国技館で中学生の妹・吏南と激突。姉妹によるタイトルマッチに注目が集まっている
いつも吏南からは辛辣な言葉を浴びせられる。それでも、妹の話をする羽南はニコニコと微笑んでいる。好きなものについて語ると、どうしても笑顔になってしまう、といった印象だ。
「私、ジャニオタなんです。特になにわ男子! 長尾謙杜くんが一番好きですね。いつか会えたらいいなぁ……。なにわ男子が好きすぎて、カラオケに行ってもみんなが知らないようなマイナーな曲ばかり歌うので、周りが盛り下がっちゃう(笑)」
スターダムのアイコンであり、羽南が所属するSTARSのリーダーでもある岩谷麻優とは、ジャニーズ好き同士、共通の話題で盛り上がっているという。
「麻優さんとはよくジャニオタトークするんです。麻優さんは強くてかわいいけど、どこか“ポンコツ”なのが伝わってきちゃいますね(笑)。(TV番組の企画で)ジャニーズWESTの桐山照史くんからビデオメッセージもらったりして、うらやましいなぁ……。私もプロレスで有名になって、いつかそうなるチャンスを狙っているんです!」
岩谷に加えて、羽南はもうひとり憧れのレスラーの名前を挙げた。
「麻優さんは動きが異次元というか、とにかくすべてが速くてすごい。細く見えるかもしれませんが、しっかり筋肉もあるんです。あと、理想的な体だと思うのは朱里さんですね。スピードにもパワーにも対抗できる。私もあんなふうになれるかなぁ……」
「JKファイター特権を最大限に利用します(笑)」
4月には高校3年生になる。“現役女子高生”としてのタイムリミットは、本人も強く意識しているようだ。
「高校生でいられるのは、あと1年しかない。JKファイター特権を最大限に利用します。制服も着回しまくって(笑)」
その後の未来を、羽南はどう思い描いているのだろうか。
「高校を卒業したら、『かわいい』よりも『きれい』になりたい。理想はカッコかわいい大人になることかな。なれるかどうかはわからないです(笑)。あと一人暮らしもしたいですね。これも、ちゃんと家事をできるかどうかはわかりません(笑)。ママの料理の手伝いとかはしているので、やろうと思えばできるはず……」