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格闘技PRESSBACK NUMBER
脳外科の看護師・長野じゅりあ26歳が迎えるプロレスデビュー…職場の先生たちも大騒ぎ「“ロープだこ”の診察から病棟中で噂に(笑)」
text by
原田イチボIchibo Harada
photograph byKiichi Matsumoto
posted2022/03/18 17:01
現役看護師として勤務しながら、東京女子プロレス両国国技館大会にてデビューする長野じゅりあ
現役看護師なのにTicTokのフォロワーが“激増”
――ただ、一度は芸能活動から離れたんですよね。
長野 16、7歳のときだったかな。看護学校との両立が難しくて、いったん1本に絞りました。看護師として一人前になってから芸能活動を再開しよう、と。そうやって看護師の仕事をしているあいだにTikTokのフォロワーがどんどん増えて、イベントなどにも呼ばれるようになり、看護師になって3年経ったところで今の事務所に所属しました。
――Tik Tokは芸能活動再開の布石だったんですか?
長野 いや、単に「流行っているから私もやろう」っていう(笑)。でも私がただダンスしたところで伸びないと考えたので、看護師ネタとか空手ネタをプラスするようにしたら海外にまで届くようになりました。一度バズったら楽しくなっちゃって、「どうすればバズるか?」をどんどん考えるようになったんですよね。母には「目立ちたがり屋」ってよく叱られていましたが、本当に人前に出るのが好きなので……。
――でも「目立ちたい」をモチベーションにいろんな分野で結果を残しているのはすごいですね。
長野 たしかに目立ちたがり屋でフォロワー90万人になったのは自分を褒めたい(笑)!
――アクション女優、看護師、動画投稿、プロレスと、多岐にわたる活動をこなすモチベーションは?
長野 それもやっぱり「誰にも負けたくない」って感情ですよね。一番になるために、いろいろ頑張りたい。どれも全部やりたいし、全部繋がると思っているんですよ。特にプロレスはアクションにすごく役立つ気がします。これまで打撃系のアクションをやってきたけど、そこに関節技も加わったら、また違った見せ方ができるはず。それにプロレスは、お客さんありきの戦いです。観ている側を意識した動きを身につければ、アクション女優としてステップアップできるんじゃないかと感じています。
――プロレスも含め、今後の展望を教えてください。
長野 まずは3月19日のデビュー戦だけを念頭に置いています。とにかくまずはそこで勝つこと。そしていずれは、日本を代表するアクション女優になりたいです。
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