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脳外科の看護師・長野じゅりあ26歳が迎えるプロレスデビュー…職場の先生たちも大騒ぎ「“ロープだこ”の診察から病棟中で噂に(笑)」 

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原田イチボ

原田イチボIchibo Harada

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2022/03/18 17:01

脳外科の看護師・長野じゅりあ26歳が迎えるプロレスデビュー…職場の先生たちも大騒ぎ「“ロープだこ”の診察から病棟中で噂に(笑)」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

現役看護師として勤務しながら、東京女子プロレス両国国技館大会にてデビューする長野じゅりあ

「スポコン漫画みたいでした」365日続けた空手の練習

――空手を始めたのは、5歳のときに母親に道場に「投げ込まれた」のがきっかけと聞きました。

長野 母親は格闘技が大好きで、私も小学校1年生のときからK-1に毎年連れて行ってもらっていました。母としては「娘に強くなってほしい」みたいな思いがあったのかな? 私はもともと引っ込み思案だったんですが、空手をやるうちに「誰よりも目立ちたい!」という性格に変わっていきました。

――小学校6年間は毎年大会で入賞し、2006年に行われた「糸東流空手道世界選手権大会」では形の部門でチャンピオンにもなりました。空手家として、どのあたりが評価されていたのでしょうか?

長野 ……気迫かなぁ(笑)? 自分は運動神経が特別いいわけではないので、才能よりも努力タイプです。小学校1年生のときから1日4時間の練習を365日、インフルエンザのときも欠かさず続けていました。高3のときにインターハイ予選で負けて引退するまで、練習を休んだことはありません。スポ根漫画みたいな生活で、われながらよくやっていたなと思いますが、もはや練習しないほうがおかしいんですよ。たぶん何かやっていないと落ち着かない性格なんです。

――きっかけは母親でも、それだけ真剣に続けられたのは空手が性に合っていたんでしょうね。

長野 「金メダルがぴかぴかしてキレイだったから欲しかった」というのも理由かも。すごく負けず嫌いで、全部自分のものにならないとイヤなんですよ。

――いかにも「かわいい女の子」という雰囲気の見た目ですが、内面は非常にストイックかつ貪欲な……。

長野 周りによく言われるのは「ガサツ」とか「おもしろい」です(笑)。

「アイドルになりたくて竹下通りに毎週通っていました(笑)」

――中3でアクション映画のオーディションを受けて、約600人の中からヒロイン役に抜てきされたんですよね。芸能活動にずっと興味はあったんですか?

長野 アイドルになりたくて、当時は家中にAKBのポスターを貼っていました。スカウトされたくて竹下通りに毎週通っていた時期もあります(笑)。母親は芸能活動に大反対でしたが、アクション映画は空手繋がりということでOKしてもらえました。

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