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じつは慶応大卒&青学大卒…M-1決勝6位・真空ジェシカに聞く“高学歴芸人の悩み”「芸人になると言ったとき、親の反応はどうでした?」

posted2022/02/27 17:02

 
じつは慶応大卒&青学大卒…M-1決勝6位・真空ジェシカに聞く“高学歴芸人の悩み”「芸人になると言ったとき、親の反応はどうでした?」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

結成9年でM-1決勝初出場となった真空ジェシカ。川北茂澄(ボケ、ネタ作り担当、右)とガク(ツッコミ担当)。おぎやはぎやアンタッチャブルと同じ人力舎所属

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中村計

中村計Kei Nakamura

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Shigeki Yamamoto

史上最年長のチャンピオンが誕生した2021年のM-1。ファイナリスト10組中5組が初登場、また5組が“非吉本”という異例の大会だった。出場した漫才師たちのインタビューから、あの“12月19日”の舞台ウラに迫る。

「一日市長」のネタで上沼恵美子さん、オール巨人さんら審査員から「センスを感じる」とホメられた真空ジェシカ。じつはボケ担当の川北茂澄は慶応大卒、ツッコミ担当のガクは青学大卒、という高学歴コンビでもある。そんな2人に“高学歴芸人ならではの悩み”を聞いた(全3回の3回目/#1#2へ)。

「オズワルドが負けて嬉しかった」

――得点は計638点で、5組が終えた時点ではありますが、ゆにばーすと並んでトップでした。最終決戦のこともチラリと過りましたか。

ガク 暫定ボックスで、ゆにばーすの川瀬(名人)さんとは「このまま大会が失敗しなきゃ勝てないな」みたいな話をしていました。僕らが最終3組に残るということは、後半、さほど盛り上がらずに終わるということですからね。

川北 大会が失敗するのを願ってましたけど、成功してしまいました。

ガク 僕らの後のオズワルドが成功に導いてしまいました。

――確かに、オズワルドが爆笑を引き起こしたことで、後半は高得点が続きました。結果的に、後半5組が1位から5位を独占しましたもんね。1本目を終えてダントツだったオズワルドがよっぽどのことがない限り優勝するかと思いましたが、最終決戦で錦鯉がまくりました。東京勢は、みなさん喜んでいましたね。

川北 はい。錦(鯉)さんが勝ったというのもありましたが、あとは、オズワルドが負けたという嬉しさもありました。

ガク 同期なんです、オズワルド。

――やはり先を越されたくないものですか。

川北 僕ら、『マイナビLaughter Night』というTBSのラジオの冠番組を持っていたんです(『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』)。

ガク  前担当者の空気階段は3年ぐらいやっていたのに、僕らは1年しかやらせてもらえなかったんです。

川北 気づいたら、オズワルドに取られていた。だから、そういう悪いやつらに優勝されてしまうと、お笑い界の未来が暗くなってしまうじゃないですか。

慶応大卒&青学大卒「芸人になると言ったとき、親の反応は?」

――でも、オズワルドと真空ジェシカは少し雰囲気も似ているし、意識せざるを得ない存在ですよね。

【次ページ】 慶応大卒&青学大卒「芸人になると言ったとき、親の反応は?」

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