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“キャンプ直前”なのにロックアウトが終わらない…「何もない」鈴木誠也(27)が受け継ぐ野茂&松井の“超一流のメンタリティー”とは
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2022/02/08 06:00
メジャー挑戦を表明している鈴木誠也だが、長引くロックアウトの影響から、移籍先は未定のままだ
“解決への糸口”か、“泥沼への道”か?
オーナー側もケガ人続出は勝率低下につながり、頻繁なロースターの入れ替えで支出が増え、オープン戦の試合数減少は球団収入に直接的に関わってくる。それでも事態は一向に進展を見せない。
AP通信によると、MLBは2月3日(日本時間4日)、行き詰まった労使交渉解決のために連邦調停局の仲裁を要請した。調停サービスが協議に入るためには選手会の同意が必要となるが、この日の時点で組合側は態度を保留している。
94年からのストライキ時にも調停委員会への要請はあった。それでもストライキは232日間に及んだ。今回は解決への糸口となるのか、それとも泥沼への道なのか。
ベースボールはナショナル・パスタイム(国民的娯楽)と謳われる米国。最も大切なファンの存在を忘れてほしくない。