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大谷翔平「どこまで行けるのかは僕にもわかんないんですよ。それよりも…」 大絶賛される二刀流だけでなく《2022年に求めるもの》 

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posted2022/01/01 06:02

大谷翔平「どこまで行けるのかは僕にもわかんないんですよ。それよりも…」 大絶賛される二刀流だけでなく《2022年に求めるもの》<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

2021年の圧倒的な成績を「最低ライン」と語る大谷翔平。2022年にはどんな進化を見せるのか

監督が「意味不明(笑)」と言ったことは……

<名言2>
バッティングは理解できますよ。準備も見えていますから。でも、マウンドでの結果は意味不明です(笑)。
(ジョー・マドン/Number1035号 2021年9月9日発売)

◇解説◇
 大谷は4月に8本塁打を放ち、5月にはレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークの名物、レフトに高くそびえる「グリーンモンスター」を物ともせず“泳ぎながらホームラン”にしてしまうなどの一撃を放つ。

 そして6月は驚異の13本塁打で月間MVPを獲得。ここまでは打者としての活躍の方が少しだけ目立っていたが……投手としても凄みを見せたのは7月だった。

 投げては2勝0敗、20投球回、防御率1.35、打者としても9本塁打19打点、打率.282の好成績で、2カ月連続の月間MVPに輝いた。長距離移動を含めてタフさが求められるメジャーの舞台で圧倒的な成績を残す大谷に絶賛の声が続々と集まったが、間近で見ていたマドン監督も「意味不明」と冗談めかして称えるほどだった。

 メジャーリーグの投手には完成された登板間のルーティーンがあり、投げた次の日に走り、3日目にはブルペンで調整したりマッサージも受けるなどの規則性があるという。しかしマドン監督の目には大谷の調整法が、見たことのないものとして映ったようだ。

「翔平にはあるのかな? 私には登板間のキャッチボールとブルペンでの調整しかないように見える。それでいて防御率は3点以下ですよ」

メジャー最強のバッターも「オオタニの大ファン」

<名言3>
私は現役の選手でありながらオオタニの大ファンです。
(ブライス・ハーパー/Number1040号 2021年11月18日発売)

◇解説◇
 日本人初のホームランダービー出場、オールスターのルールを変えてしまった「1番DHで先発投手」での出場……。大谷はまさにスタープレーヤーに上り詰めた。

 その中で注目されたのは圧巻のプレーだけでなく、合間に見せるキュートかつオチャメな姿だった。

 話題になった主なシーンを挙げるだけでも微笑ましい思い出ばかりだ。

・三冠王経験者カブレラやMVPを争ったゲレーロJr.らと一塁上で談笑
・投手として折ったバットを拾って、相手打者に手渡す

 ほかにも出番を待つベンチ内ではチームメートと朗らかな表情を浮かべるなど、まさに野球を楽しんでいる。

 その姿には超一流クラスのメジャーリーガーが人間性を含めて認めている。

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