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《松井秀喜も支援》アフリカの子供が「野球は民主的だから好き」… 慶大OBの57歳が尽力する「日本式Yakyu」普及
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph byKazuyoshi Matsunaga
posted2021/12/06 17:00
松井秀喜氏もオンラインで参加した「アフリカ55甲子園プロジェクト」
エジプト、ナイジェリア、南アフリカの2050年までの予想経済成長率は4%。日本の1%を上回る。そして“若い”。2020年の日本の平均年齢が48.4歳であるのに対し、アフリカ全土ではなんと「19.7歳」。友成にはこの点への期待も大いにある。
アフリカで日本スタイルの“野球”を学んだとなれば
「今後、世界の人口の4人に1人がアフリカ大陸の人、という時代が来ます。その時、少年時代に日本スタイルの“野球”を学んだ、という人材が活躍する時代が来たら……経済や社会、文化の繋がりとして日本への大きなメリットがある。そう信じています」
当座の活動は今年12月に予定されている「第9回タンザニア甲子園大会」だ。男子は野球が8チーム、女子はソフトボール6チームが参加して行われる。新型コロナの感染状況を見ながらの開催となるが、松井秀喜氏はこの大会にメッセージを寄せる予定だ。そして本人もこの日の会見で「状況が許せば、私自身もアフリカに行ってみたいと思っています」と語った。そして「アフリカの少年少女とキャッチボールをしたいです」と――。