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「戦犯の後悔が歪んだ形で演技に⋯ 」弱小野球部出身・ダンビラムーチョの“あるある”がリアルすぎる理由《動画総数800本以上》 

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中村計

中村計Kei Nakamura

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photograph byIchisei Hiramatsu

posted2021/12/01 11:01

「戦犯の後悔が歪んだ形で演技に⋯ 」弱小野球部出身・ダンビラムーチョの“あるある”がリアルすぎる理由《動画総数800本以上》<Number Web> photograph by Ichisei Hiramatsu

「冷酷な野球部の監督を演じるときも、“憑依”する感覚があります」。ダンビラムーチョの2人が語る野球部時代の思い出と、話題を呼んだ「夏の構想から外します」誕生背景とは

――茶化しているように受け取られてしまうわけですか。

大原 そうなんです。「なめんなよ」みたいな。それで、この方向性はよくないなと思って、僕ら二人とも弱小野球部出身だったので、弱小野球部あるあるみたいなのがいいんじゃないかと。

――抽選会の「あるある」が、本当にそうだよなと思わされました。

原田 キャプテンが抽選会から帰ってきて、「園芸」っていうと「よっしゃー!」って。

大原 「東海」って言ったら、「はい、終わったー」みたいな。そこで、もう夏が終わった空気になる。ああいうのも、実際にあったことなんで。

原田「最高戦績は、諏訪大会優勝です」

――大原さんは甲府東高校という山梨の県立高校出身なので、「東海」と言えば、東海大甲府を想起させますよね。

大原 他にも、山梨学院とか日本航空も強かったですね。僕らの高校は弱過ぎて、僕が入学してから3年春まで、公式戦で一度も勝ったことがなくて。ただ、最後の夏は2勝して、ベスト16に入ったんです。当時、山梨は39校だったので、2回勝つとベスト16かベスト8に入れたんですよ。そんな快進撃のさなか、僕のミスで負けてしまいました。

――最後、よくそこまで勝ち上がれましたね。YouTubeで当時の試合映像を見る限り、そんな弱小野球部には見えませんでしたが。

大原 ほんとですか。エースピッチャーのマックスは115キロでしたよ。始球式で投げた中学生の球より遅かった。

――一方、原田さんは長野県の諏訪二葉という、やはり公立高校だったわけですね。

原田 僕らの最高戦績は、諏訪大会優勝です。

大原 誰も知らねえよ。公式戦じゃねえだろ。

原田 いや、でも、ちゃんとした試合で。6校ぐらいでリーグ戦をするんです。準公式戦みたいな扱いだと思います。そこで僕が2年生の時、東海大三高(現東海大諏訪)に奇跡的に勝って優勝したんです。僕もサードで試合に出ていて、あそこが野球人生のピークでしたね。 

【次ページ】 話題を呼んだ「夏の構想から外します」

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