投手・中居正広vs打者・香取慎吾のレア対決も…27年前から始まった「ジャニーズ大運動会」を知っていますか？

　あなたは「ジャニーズ大運動会」を知っているだろうか？

　ジャニーズJr.から大御所まで多くのジャニーズタレントが一堂に会して、運動会を行うこのイベント。90年代後半から2000年代前半までは毎年行われていて、テレビ放送された年もあったため、ジャニーズファンではない方も、見聞きしたことがあるかもしれない。

　だが多くの人はこう思うだろう。

　なぜ、ジャニーズアイドルがわざわざ運動会をやるのだろう、と。「歌い踊ることが本業の彼らが、スポーツで魅せることができるのか？」と訝しがる人もいるかもしれない。

　しかし、ジャニーズとスポーツは実は切っても切り離せない関係にある。むしろ、ジャニーズの歴史を知れば、ジャニーズが運動会を行うことは必然とも言えるだろう。

　本稿ではジャニーズ大運動会を振り返るとともに、“ジャニーズとスポーツの関係性”についてみていきたい。

マッチと中居が“相棒”に...「野球大会」として始まった

　ジャニーズ大運動会は、1994年に野球大会として始まり、2017年で16回目を迎えた。毎年開催されていた時期もあるが、近年では、不定期でおこなわれ、2017年を最後に行われていない。運動会という名前ではなく“野球大会”として行われていた時期も存在する。大阪ドームや東京ドームなどを貸し切ることもある大型イベントだ。

　例えば始球式だけ見ても、2009年には中居正広が近藤真彦を相手にピッチャーを務めたり、2011年はピッチャー中居・バッター香取慎吾のSMAP対決が見られたりと出演者も豪華だ。

ジャニーズ大運動会が開催されてきた「東京ドーム」　©Ryo Suzuki

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　東日本大震災へのチャリティーとして行われた2011年には、SMAPから中居正広、V6から長野博と坂本昌行、KinKi Kidsから堂本光一、タッキー＆翼、KAT-TUN……と総勢200名が集合。フリースロー対決に徒競走など、メインは運動会だが、ミニコンサートなどが挿入されることもある。

　近年、大晦日にはジャニーズタレントが一堂に会するカウントダウンライブが行われるのが恒例となっているが、基本的にSMAPは出演せず、1997年から2002年にかけてはJ-FRIENDS（TOKIO、KinKi Kids、V6）のみの出演だったため、当時はカウントダウンライブより多くのジャニーズタレントを同時に見ることのできる貴重な機会でもあった。

　今年になっても、二宮和也がYouTube上で「運動会やりたい」と発言するなど、次の開催を心待ちにしているファンも多いはずだ。

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