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プロ野球PRESSBACK NUMBER
古田敦也&中井美穂、石井一久&木佐彩子…90年代~なぜ“女性アナとプロ野球選手”の結婚が増えた?「出会いの場が意外と少ない」
text by
近藤正高Masataka Kondo
photograph bySankei Shimbun
posted2021/11/22 20:00
1995年に結婚した古田敦也(当時ヤクルトスワローズ)と中井美穂
青島はまた、《プロ野球選手が女子アナを信頼し彼女たちにいち早く求婚する気持ちには、プロスポーツ選手に働くストレスが大いに関係している気がする》とも書いている。かつてプロ野球選手の妻にはいわゆる「姉さん女房」が多かったが、それも《選手にかかるストレスを年上の女性が見事に軽減してくれるからだろう》という。選手と結婚したアナウンサーも、別表にあげたじつに半数以上が「姉さん女房」である。
都市伝説的な「収入のいいプロ野球選手を女子アナが狙っている」
青島健太の見方はきわめてポジティブだが、世間では女性アナウンサーは必ずしも歓迎される存在ではなかった。
90年代後半から00年代にかけての週刊誌には、「容姿や収入のいいプロ野球選手を女子アナが狙っている」といった主旨の記事も頻出する。しかし、実際に個々の夫婦の発言を調べてみると、それは都市伝説ではないかと思えてくる。第一、仮に容姿や経済力だけを目当てに結婚していたのなら、長続きはしないはずだ。別表にあげたなかには、結婚してすでに20年以上経つ夫婦も12組いるが、長く一緒にいられるのは、夫婦でいいことばかりでなく、苦労もともにしてきたがゆえだろう。<後編に続く>