パワーアップしながらもスピードが衰えない

　多くのプロ野球選手は、年齢とともにプレースタイルを変える。若い頃は足で稼いだ選手も年とともに走らなくなる傾向にある。しかし荻野は30代半ばになりパワーアップしながら、スピード感を失っていない。

　今季のロッテはオリックスと激しい首位争いを続けているが、荻野貴司は対戦相手にとってますます脅威となっている。

2021年もスピードを生かした攻守で主力を務めている　©Kyodo News

　今月21日には36歳となる荻野だが、そのスピードと勝負強さで、パ・リーグをさらに盛り上げてくれることだろう。

達成記録と記録予報

＜達成記録＞
・2000試合
　福留孝介（中）10月10日DeNA戦　史上54人目

　2000本安打は54人が達成しているが、2000試合も福留で54人目、戦線離脱することなく長く主力でプレーしてきた証だ。しかも福留は2008年から5年間MLBでプレーしてブランクがあった（日米通算では2596試合）。現役最年長の44歳だが、今季はベテランらしい渋い活躍を随所で見せている。

＜記録予報＞
・1000試合
　あと14　明石健志（ソ）これまで512人
・250本塁打
　あと3　山田哲人（ヤ）これまで65人
・200本塁打
　あと4　内川聖一（ヤ）　これまで111人
　あと6　レアード（ロ）　これまで111人
・100本塁打
　あと6　森友哉（西）　これまで304人
・350二塁打
　あと7　中島宏之（巨）　これまで46人
・250盗塁
　あと1　大島洋平（中）　これまで46人
・300犠打
　あと4　菊池涼介（広）　これまで7人
・250犠打
　あと7　中島卓也（日）　これまで20人
・100死球
　あと5　鈴木大地（楽）　これまで22人
・1500三振
　あと7　松田宣浩（ソ）　これまで13人

・150勝
　あと7　和田毅（ソ）これまで49人
・100勝
　あと5　則本昂大（楽）これまで140人
・150セーブ
　あと6　増田達至（西）これまで17人
・2000投球回
　あと5　内海哲也（西）これまで91人