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「2番目のポジションはもういい」宿敵に連敗した上地の負けじ魂。

posted2021/10/13 07:00

 
「2番目のポジションはもういい」宿敵に連敗した上地の負けじ魂。<Number Web> photograph by Hiromasa Mano

東京大会の翌週、全米の決勝でもデフロートと激突した上地結衣。金メダルを期するパリへの道は始まっている

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秋山英宏

秋山英宏Hidehiro Akiyama

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Hiromasa Mano

 パラリンピックで金メダルを逃した上地結衣は、悔し涙をぬぐい、こう話した。「あきらめない気持ちは最後まで持てて、最後までしっかりと攻められたことは褒めてあげたいと思う」。自己採点が辛く、勝っても負けても反省の言葉が多い選手だけに、こんな文言が聞かれたのは少し意外だった。

 2歳年下のディーデ・デフロートに初めて世界ランク1位の座を譲ったのは'18年3月。精神面に課題のあったデフロートは自己コントロールを学び、安定感が増した。また、後方からの強打に加え、前に入る攻め方を覚えた。その成果が今年のゴールデンスラム(四大大会全制覇+パラ金メダル)だ。一方の上地は、パワーで上回るデフロートに対し、理詰めで攻撃を組み立てる本来の形を捨て、相手の時間を奪う早い仕掛けに活路を探った。パラの決勝ではサーブからの最初のストロークで決定打を放つ「3球目攻撃」を決めるなど、数年来のプレー改革を結実させた。だがそれでも、デフロートの壁に穴を穿つことはできなかった。

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