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「タケ、クボー」ファンから久保建英へ期待の声… “涙の五輪から8日後のマジョルカ再デビュー”をオリジナル写真で振り返る
posted2021/08/17 11:00
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している(※写真は関連記事からもご覧になれます)。
迎えた新シーズンもスペインを中心にヨーロッパのフットボールシーンを逐一お届けしていく予定だが、まず今季の1回目は久保建英が期限付き移籍で2度目の加入となったマジョルカvsベティスの一戦だ。
試合終了後の涙が鮮烈だった東京五輪3位決定戦メキシコ戦から8日後、リスタートを切った久保は後半から途中出場。地元紙の採点こそ高評価ではなかったものの、得意のドリブルで仕掛ける久保の姿勢や、ベティス相手に1-1のドローに持ち込んだマジョルカに期待感を持った人も多いだろう。そんなマジョルカと久保、そしてスタジアムの雰囲気を含めて見ていこう。
マジョルカ島は国内移動だが規制がある
リーガ21-22シーズンが開幕しました。久保が加入したマジョルカは、ホームにベティスを迎えての初戦でした。
RCDマジョルカはマジョルカ島のチームです。バルセロナから飛行機で1時間もかからない距離にありますが、島ということもあり、ワクチン証明もしくはPCR等の検査が必要になるなど、国内移動ながら規制があります。またこれまでは、コロナ禍以降無観客で行われていましたが、今季からスタジアムの規模に合わせて規制された有観客での試合になります。
ラインナップが発表になり久保はサブでのスタートに。ピッチには同じくサブのセドラル、モジェホと談笑しながら入ってきました。
ボール回しなどアップでは時折笑みを浮かべるシーンも。2シーズン前に所属していたということで、とても馴染んでいるように見えました。なおベティスの監督はペジェグリーニ。1シーズン目の昨季はEL出場権を獲得しました。
選手入場。久保はベンチからのスタートとなりました。
序盤、ベティスがボールを支配しているように感じていましたが、サポーターの応援で徐々にマジョルカに流れが。25分、ダニ・ロドリゲスからのスルーパスを受けた左サイドバックのオリバンがゴールを陥れ、格上ベティスから幸先良く先制点を奪いました。
マジョルカベンチにファインダーを移してみると監督、そして久保ら全員が喜んでいました。喜ぶ選手たちと、サポーターの姿も押えました。