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「はっきり言って、初代タイガーマスクのクローン」 《タイガー・クイーン》衝撃デビューに佐山聡も「思った以上の合格点」
posted2021/08/09 11:00
text by
橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph by
Norihiro Hashimoto
“虎伝説”は令和の今も続く。
1981年、新日本プロレスのリングでデビューした初代タイガーマスク。華麗な“四次元殺法”で全国に大ブームを巻き起こした。当時の新日本プロレスは毎週金曜の夜8時から中継番組が放送されていたから反響も大きい。少しばかり派手に言うなら、当時の小学生男子は全員、夢中になった(1972年生まれの筆者もその1人だ)。
その後、タイガーマスクの“正体”だった佐山聡はUWFに参戦。また新格闘技・修斗を創始する。2代目、3代目、4代目、近年では新作アニメと連動したタイガーマスクWも登場するなど“伝説”が受け継がれている。佐山も“初代タイガーマスク”としてたびたびリングに上がり、プロレス界に関わってきた。
佐山聡が育てあげた“女性版タイガーマスク”
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そして今度は“女性版タイガーマスク”の登場だ。その名もタイガー・クイーン。舞台は初代タイガー率いる『ストロングスタイルプロレス』である。そう、この新たなタイガーマスクは佐山聡が直々に手がける選手なのだ。もう1人のコーチは女子プロレス界のレジェンド、ジャガー横田。それだけで期待感が高まるし「昔はプロレス見てたけどね」というアラフィフ以上の世代=現在のコアなファン層以外への訴求力が生まれる。
7月29日の後楽園ホール、初代タイガーマスク40周年記念大会でのデビュー戦に向けた記者会見では、佐山がタイガー・クイーンのポテンシャルを絶賛している。
「彼女を見た瞬間に、40年前を再現できると確信しました。ぜひ期待して、40年前を思い起こしてください」
ジャガー横田は「はっきり言って、初代タイガーのクローン」とまで。しかも試合は大会のメインイベントに組まれた。ちなみに会見に出席したクイーンはコメントなし。あくまで“正体不明のマスクマン”だから声も出さない。日本語を話すかどうかも分からない。