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ウッズ不在も最高潮のドキドキ感…全米オープンでも「まさか」は続く? ミケルソンのメジャー連勝、松山英樹の優勝はあるか
text by
舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph byGetty Images
posted2021/06/17 17:02
トーリーパインズで行われる今年の全米オープン。2008年にタイガー・ウッズが壮絶な死闘を制したシーンは記憶に新しい
全米オープン・ウィークが始まった6月14日時点での優勝候補の顔ぶれは、前述したラームを筆頭に、ケプカ、デシャンボー、ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピースが2位に並び、ローリー・マキロイ、ザンダー・シャウフェレが6位に並んでいる。
今年のマスターズを制した松山英樹は、優勝予想では14位タイと低めに設定され、日本予選で出場権を獲得した石川遼らは、さらに下位に位置付けられている。
だが、予想外の「まさか」の展開は、誰にも起こりうる。松山だって、2017年以来、4年も優勝から遠ざかり、優勝予想では下位に沈み、「今季はあんまり成績が出ていないですけど」と言いながら臨んだマスターズで、一転して初日から好発進を切り、勝利した。
数字が示していなかった「まさか」が、案外、本当に起こるからこそ、ゴルフは面白い。難コースになればなるほど、選手たちが意気込めば意気込むほど、そういう「まさか」が起こる頻度はぐんぐん高まっていく。
果たして、今年のトーリーパインズでは、どんな「まさか」が起こるだろうか。
ウッズがいないトーリーパインズだが、ドキドキ感はすでに最高潮だ。