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王者の穴を埋める25歳の奮起。苦境で見いだした存在意義。~故障多発のレイカーズを支える貪欲さ~
posted2021/04/21 07:00
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Getty Images
昨季のチャンピオン、ロサンゼルス・レイカーズが思わぬ苦戦を強いられている。2月にアンソニー・デイビスがふくらはぎの故障で離脱したのに続き、3月20日にはレブロン・ジェームズが重度の捻挫を負った。デイビスが離脱した2月14日には21勝7敗だった成績も、その後の23試合は11勝12敗の負け越し。順位も西カンファレンス2位から5位(4月7日時点)まで落ちている。
そんな苦境のなかで、チームを支えようとしている1人がカイル・クーズマだ。コービー・ブライアントが引退した直後のシーズンにレイカーズに加入。レブロンやデイビスの加入にともない、チーム構成が次々と変わっていくなかで、自分の役割を変え、周囲のベテラン選手たちから学びながら成長を続ける25歳だ。