2020年M-1・全員インタビューBACK NUMBER
「マヂラブ野田さんはデッドリフト250kgあげるんですよ」“筋トレ芸人”東京ホテイソン、M-1の勝ち方を分析する
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byShigeki Yamamoto
posted2021/04/04 11:04
東京ホテイソンのたける(左、ツッコミ)とショーゴ(右、ボケ)。ショーゴは筋トレ芸人でもある
たける おいでやすこがさんなんて、ドン、ドン、ドン、ドンでしょ。
ショーゴ 爆発するところが4つくらいしかない。ボケ数が多かったのは今大会で言えば、インディアンスさんとアキナさんくらいじゃないですか。ニューヨークさんや見取り図さんもそこまで多い方ではない。M-1が変わりつつあるのを感じます。
「和牛さんは化け物です。M-1の枠を飛び出してる」
――M-1は一発目がいちばん優勝しやすくて、出場を重ねれば重ねるほど難しくなっていくような印象もあります。そのあたりはいかがですか。
たける 連続して決勝に行けるってことが、まず、すごいんですけどね。
ショーゴ 和牛さんのいかつさがわかりましたね。3年連続2位ですから。優勝よりすごいですよ。
たける それだけネタを作ってきてるっていうことなんで。2017年か2018年だったと思うんですけど、準決勝がそこまでウケてなかったんです。正直、大丈夫かな、と。でも決勝にいったらバチバチに仕上げてきて、2位になった。おれ、ちょっと引きました。だって、決勝まで2週間あるかないかくらいでしょう。
ショーゴ あれ、ビックリしたな。とんでもねえなと思いました。
――それは同じネタをブラッシュアップしたということですか。
たける いや、違うネタでした。
ショーゴ スゴすぎる。天才。
たける 化け物ですね。和牛さんがM-1に出なくなったの、わかります。M-1の枠を飛び出しちゃってる。
――もはやM-1では彼らの能力を測れないんでしょうね。
たける でも僕らはまだ、すべてはM-1のため。まず今年、また決勝に残れるように。それで、今大会と同じ審査員に審査して欲しいですね。今度は、巨人師匠に「よかったよ」って言ってもらえるのがいちばんの目標ですから。今大会は、巨人師匠が与えてくれた課題が、いちばん頭に残っているので。
ショーゴ もし、巨人師匠が辞めるというのなら、そのときは、代わりに阪神師匠に来てもらいたいです。そこの引き継ぎだけは、しっかりお願いしたいですね。
(【最初から読む】<い~や、アンミカ>東京ホテイソンはM-1リハで泣いた…「M-1の優勝ジンクスを全部ぶち壊して最下位でした」 へ)