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ダルビッシュからの助言も得て…「ようやく成長期が落ち着いた」パドレス加藤豪将がメジャー初昇格を目指す
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byAFLO
posted2021/03/19 11:01
26歳の加藤は今シーズン、”地元”とも言えるサンディエゴ・パドレスで初のメジャー昇格を目指す
「やっと食べたものが筋肉になってきた感じです。ようやく成長期が落ち着いたんですかね」
技術面では、バットを肩の上に乗せる打撃フォームに改良したことで、逆方向への打球に力強さと安定感が増した。
ダルビッシュらスーパースターから受ける刺激
今後、オープン戦で好結果を残し続けたとしても、基本的にメジャー契約の選手が優先されるため、ベンチ入り26人枠に入ることは困難かもしれない。だが、コロナ対策で今季も「タクシー・スクワッド」と呼ばれる補充選手5人が、遠征時にチーム同行することが認められており、複数のポジションをこなす加藤にチャンスが巡って来る可能性は少なくない。たとえ、開幕時はマイナーでスタートしたとしても、故障者が出れば、シーズン途中に昇格するケースも十分に考えられる。
キャンプイン以来、今季から同僚となったダルビッシュ有からの助言にも刺激を受けてきた。
「ダルさんとはいろんなことを話しています。このチームにはいろんなスーパースターがいるので、話だけでなく、見ているだけでも勉強になります」
米国育ちながら日本人の謙虚さと礼儀正しさを持ち続ける加藤のチャレンジャー精神は、プロ入り以来、何ら変わっていない。