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【新チームプレビュー】グランパスは“2020年代のJ版メガクラブ”となれるか 柿谷ら大型補強でマッシモ采配に注目
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2021/02/26 06:03
大型補強に成功した名古屋グランパス。マッシモ・フィッカデンティ監督の采配に注目だ
2021シーズンのJリーグがいよいよ開幕する。NumberWebが参加した「DAZN Jリーグ推進委員会」では各クラブ注目選手のインタビューとともに、チーム紹介もお届けする。今季注目したいクラブのひとつは名古屋グランパスだ。
2010シーズン以来となるJ1王者返り咲きへ、名古屋は本気の補強を見せた。セレッソ大阪から柿谷曜一朗、川崎フロンターレから齋藤学、浦和レッズから長澤和輝と日本代表経験者、そして森下龍矢(サガン鳥栖から加入)、木本恭生(セレッソ大阪から加入)と最終ラインも的確に補強した。
今季も交代枠「5」、アタッカー陣をどう使い分けるか
AFCチャンピオンズリーグを戦うこともあって陣容を分厚くした名古屋。相馬勇紀、阿部浩之、ガブリエル・シャビエル、そして負傷からの復帰を目指す金崎夢生らすでに在籍しているアタッカー陣も健在で、2チーム分作れるほどの豪華な陣容である。これは新型コロナウイルス禍によって今季も引き続き継続となった交代枠「5」を念頭に置いてもいるのだろう。
昨シーズンの王者川崎フロンターレは小林悠やレアンドロ・ダミアン、家長昭博や長谷川竜也に齋藤、そして三笘薫といったアタッカーを惜しげもなくつぎ込み、得点を積み重ねていった。名古屋のアタッカー陣は実績、能力的に引けを取らないだけに、マッシモ・フィッカデンティ監督の用兵術にも注目したいところ。
そしてマッシモ流の守備組織で2020シーズンのJ1最少失点(28失点)をマークした守備陣も安定感抜群。丸山祐市、中谷進之介のCBコンビと守護神ランゲラック、米本拓司と稲垣祥といったダブルボランチがしっかりと前線の攻撃を促進するだろう。
2020年代の“J版メガクラブ”として――存在感を見せるきっかけの1年となるか。2021シーズンのグランパスから目が離せない。