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今最も注目される常盤山部屋と、名前の戻った“ドラえもん師匠”。
posted2021/02/27 07:00
text by
佐藤祥子Shoko Sato
photograph by
KYODO
「関取が4人にもなって、付け人が足りないんですよ」
そう嬉しい悲鳴を上げるのは、ドラえもんのような笑顔でおなじみの常盤山親方(元小結・隆三杉)だ。2021年初場所では、大関・貴景勝はじめ10人の力士たちが、千賀ノ浦部屋改め“常盤山部屋”の力士として土俵に上がった。
思い起こせば5年前、先代千賀ノ浦親方(元関脇・舛田山)の停年退職に際し、当時、常盤山を名乗っていた元隆三杉が名跡を交換して千賀ノ浦部屋を継承。この度、再雇用期間を終える先代と再び名跡交換をし、常盤山部屋として再スタートを切ったのだ。親方は「この5年間、いいことも悪いことも色々ありましたよ。親方も戻り、心機一転です」と微塵の苦労も感じさせない笑顔で語る。